ツール・ド・フランス2008 第19・20・21ステージ

東京に行っていて見れなかった分のツールですが、第19ステージは東京に行ってる途中にネタバレを聞いていました。第20ステージ全部と第21ステージの最初の方は、27時間テレビを録画していたので、第21ステージの後半と、J SPORTSのダイジェストで総合の結果を知りました。

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シャヴァネルがステージを制して泣いた、という話は東京で先にも書いたように聞いていましたが、この人の期待のかけられ方と、この人以降の世代のフランス人選手の全体的な低迷を考えれば、今年のツールだけでアタックを繰り返したことだけでなく、ここ数年のツールで期待されながらも、区間も取れない日々を過ごしていたわけですから、当然の涙ですよね、生で見ていたら感動しただろうなあ、是非と来年はカザルやヴォクレールに続いてもらいたいし、シャヴァネルは来年はクイックステップで更なる飛躍を期待したいです。

J SPORTS|コラム 【ツール2008】第19ステージレースレポート

しかしフレチャウェーグマン、フェイーリュがタイムオーバーで失格って、何があったんですか?

CYCLINGTIME.com : [ツール・ド・フランス2008第20ステージ・レース後インタビュー]シューマッハー「無線の故障でタイムは知らなかった」

よく「追われる者の厳しさ、追う者の強さ」と言いますが、ツール・ド・フランスにおけるマイヨ・ジョーヌのマジックには、追う者の方こそ厳しいという結果になりました。それは総合3位のベルンハート・コールにも言えることで、サストレとコールという二人の山岳スペシャリストが、タイムトライアルでこれだけの結果を残すんですから、毎年のように言われることとはいえ、ジャージの持つ魔力は恐ろしいです。
しかしシューマッハーは、これで今年のTTは二勝、タイムトライアルの強いオールラウンダーということで、今後間違いなく総合を争う選手になっていくんでしょう。

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これで総合の結果はサストレに決定、いやあカルロス・サストレがツールを制しましたかあ。

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ということでラスト三時間ぐらいの第21ステージは録画していたので見ましたが、やはりシャンゼリゼのステージ、そして凱旋門をバックにした表彰式は良いですね、今となってはこの栄誉をオスカル・ペイレロにも経験させてあげたかった。そしておしゃぶりゴールから五年経って、あの時のお子さんを連れて表彰台に上がったサストレ、最後に決めたステーグマン、ついにツールを完走しジャージを手にしたフレイレ、コール、エヴァンス、シャヴァネル、そしてチームCSCと、役者が揃った表彰式は愉しいです。今年もレース後のパレードまで中継がなかったのだけが残念でした。
しかしエヴァンスはこれからウルリッヒになっていくのか、総合を戦えるチームに移籍するのか、それともおそらくマキュワンがいなくなるロットが、総合を狙える布陣を揃えたチームになるのか、来年以降のエヴァンスの戦い方と選択にも注目です。