ウオッカ強し、復活の安田記念

【安田記念(GI)】(東京)〜ウオッカ 岩田騎手に導かれて復活の圧勝劇 | News |競馬実況web | ラジオNIKKEI

直線でコンゴウリキシオーを交わして、まだ200の標識を過ぎる前の段階で、実況の青嶋アナも「勝利は間違いない」と決め打ちしていましたが、直線で抜け出してからの強さは圧巻でした。鳥肌モノの圧勝劇には、おそらく意識的であったろう岩田騎手のオーバーリアクションも、ウオッカという馬のイメージに会っていて、暫定的なコンビというのがもったいないと思わせました。
というかウオッカの勝利があまりにも鮮烈すぎて、2着以下が目に入らないレースでしたが、着順とは別に気持ちいい逃げを決めたコンゴウリキシオー、海外勢はアルマダだけの好走というのを見ると、「外国馬は初物だけが買い」というジンクスの強さを感じます。
一番人気のスーパーホーネットは残念でしたが、騎手のコメントのようにマイルが不安だったというと、まだそこまでは言い切れなくて、G1未勝利の騎手が、押し出された形の一番人気の馬に乗ることの不安というのが、厳しく出てしまったように思いました。藤岡騎手は今後G1を勝つ騎手だとは思いますが、初G1が一番人気の馬になるには、人も馬も経験が足りなかった。しかし矢作調教師のコメントは好感、マイルCSでの巻き返しに期待したい。
ウオッカの話に戻しますが、これでウオッカの適正をマイルに見るという話も出てくるでしょうが、ただマイル路線は層が薄くなると、他の路線から来た馬にあっさりとやられるというのは、良くあることとも言えるので、中長距離馬にあっさりやられるマイル路線のレベルだった、という風に考えた方が、まだ自然のように思います。