府民は橋下PT案に対して「総論賛成・各論反対」

橋下PT案への府民の賛成、反対の声というのが、なかなか面白い結果になっているようです。

大阪府:PT案、府民「知事への提言メール」 否定的2割、肯定的6割 /大阪 - 毎日jp(毎日新聞)

下に行くに連れて、どんどん詳しい内容になっていて、時間がない人は毎日だけ読めばいいと思うのですが、総論には多くの府民が賛成を表明していて、反対意見は二割程度なのに対して、各論の賛成・反対になると、ほとんどの項目で反対が上回るというのは、なかなか興味深い結果といえますし、府民は改革の必要性を強く思い、橋下知事のスタンスを支持しながらも、しっかりと自分の意見も持った上で考えて、白紙手形は与えないという思っていた以上に高いバランス感覚を持っています。
しかし各論の賛否で反対が賛成を上回らなかったのは、「公務員の給与削減」と「ワッハ上方の移転」ということで、公務員の給与削減については、厳しい目を向けられやすい所ですから分かるにしても、それとワッハ上方の話が入ったのは、僕でも驚きました。この各項目に介しては有効回答の分母が少なかったとはいえ、あまりテレビマスコミではワッハ上方の賃貸料が高い事は報道されても、貸し主がどれかは新聞では報道されていても、テレビでは気を遣ってか放送されていないんですが、驚くぐらい短期間で知れ渡ったし、存続運動している芸人さんや文化人に対しての「あなた達は一円も出さないのか?」という反発もあって、ワッハ上方に関しては存続運動している人たちが、完全に序盤の戦略を誤ったのが、こういう結果になってしまった。廃止になっている案件の中に、府民が同情的になっている案件もいくつかあるので、やり方次第ではPT案から“案”という文字が取れたときには、逆転となる事はあると考えて良さそうです。