かんさいeye:うめだ花月で落語定席「花花寄席」 若手・中堅の芸磨く道場に - 毎日jp(毎日新聞)

落語の定席が「繁昌亭」以外にも増える事は良い事のはすなんですが、今回のうめだ花月の落語の寄席は、「出囃子がテープ」ということが言われているけど、それが「お手軽な感じは否めない。」という指摘は、そんなに的外れな物ではないように思います。繁昌亭の昼席と全く同じ時間で、うめだの方が少し安いというのは、なにか裏読みをしたくなるようなぶつけ方に見えるのも確かです。そもそもうめだ花月が閉鎖が既に決まっている劇場で、一過性のイベントになる事も、決定的なんですよね。

口上には吉本に所属する落語家の一門をそれぞれ代表して、笑福亭仁鶴林家染丸桂きん枝が登場して花を添えた。

これ注目は、笑福亭と林家は、その一門の吉本所属芸人の一番大きな看板が出ているのに対して、桂文枝一門からは一門の長兄で、上方落語協会会長の桂三枝ではなく、桂きん枝が出ているという所ですよねえ……、まだまだ上方落語の復興と発展の、きっかけとなる一里塚が見えてきたばかりの段階で、下手したら客を食い合いかねない形でぶつけてくるのは不安、せめて時間帯をズラすとか、吉本の花月らしく、漫才や落語、諸芸が混ざり合った寄席にするなど、「繁昌亭」との差別化や両立というのが見える方法には出来なかったのでしょうか? 吉本と落語協会、吉本の寄席と繁昌亭の綱引きとか、縄張り争いみたいな事にならない事を願いたいし、そこは吉本の大御所でもあり、上方落語協会の長でもある、桂三枝の調整能力などが問われてきそうで、三枝師匠には厳しい問題が今後突き付けられそうです。

繁昌亭らいぶシリーズ3桂吉弥「ちりとてちん」「くっしゃみ講釈」繁昌亭らいぶシリーズ3桂吉弥「ちりとてちん」「くっしゃみ講釈」
桂吉弥

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