『爆笑オンエアバトル』2008年2月22日放送分

爆笑オンエアバトル2月22日放送分 - 一汁一菜絵日記帳

いつもそうだど、今回はにづかさんの感想に被せる度合いが濃いです。

タイムマシーン3号 漫才「結婚」

なんか「ネタ」の面白さと「キャラクター」の面白さは別物という信仰が、どうも関西の一部若手の現場で、芸人にもスタッフにも客にもあるようなんですが、そんなことある訳がないというか、それは表裏一体のものだし、キャラクターというものを強く出したり、それが浸透しているからこそ出来ることはあるでしょう。
「キャラクター」という言葉にアレルギーがあるのなら、「演技力」と言ってしまっても良いんですけどね、漫才におけるキャラクターというのは、そういう事だと思う。見ている人に説得力を持って物事を伝えるというのは、演技力やキャラクターというのは本当に大事で、例えば関西のテレビ界の定番のトークで「角淳一がニュースを読んでいても信用出来ないから、角さんはアナウンサーなのにニュースを読まない」というのがあったけど、これって生身の人間が声や身体を使って表現することは、やはり「身体的な技術」「演技力」「キャラクター」というのは、重要なファクターだと思います。純粋に発想力だけで勝負したいのなら、作家や漫画家になればいいし、それこそ葉書職人で良いじゃないかと考えてしまう。昨今の過度なネタ優先主義、発想上位主義は芸人からアクター的な要素をスポイルしかねないと思っていたけど、こういう人たちが東京からはドンドン出てきていることを考えると、あくまで一部で起きている信仰だったんだなと確認した次第です。

我が家 漫才「鶴の恩返し」

分かりにくい面は多々あるけど非常に凝った構成で新しさがある、どうしてこれがM-1の準決勝審査員に填らないのか分からない(笑)。三回戦までの審査員には填っている感があるので、やっぱりM-1準決勝審査員の大阪偏向ってあるかもと、改めて感じさせられます。ワタナベエンターテイメントから、我が家と超新塾を差し置いてザブングルというのは、やっぱり少し変だと思いました(笑)。

アルコ&ピース コント「ブティックのような魚屋」

大阪によくいる典型的な、事務所の若手ライブやインディーズのオーディエンス投票のバトルライブでは強いけど、テレビ番組や賞レース、M-1やR-1ではからっきしダメという人たちと、凄い印象がダブりましたが、調べたらこの人達も、東京のバトルライブで頭角を現しているコンビなんですね、やっぱり同じような環境から出てきたら、似たような感じになるんですね、小さい劇場で対戦相手は仲間ばかり、お客さんも毎回ほぼ似たような面子の中で勝つ方法論というのを分かっている感じはしました。そこに気付かない限りは、この番組では相手が弱かったときに、相対的にオンエアされるということを繰り返しそうですね、逆にライブで培ったものがあるから大外しというのは無いでしょうが。

プラスマイナス 漫才「大人のマナー」

プラマイって集合写真とか、若手が一杯群れになっているみたいな所でも目立つんですよね、それがにづかさんが書いているアピール出来るものだと思うんですが、大阪の若手の番組ってそういう群れの中にいる芸人のイジリポイントが、そういう目立つ所にあまり行かないから、やっぱり大阪のライブの客に嫌われているというのもある上に、大阪のテレビは巧く使ってくれていないし、どうして吉本はこのコンビを大阪においておくのだろう?

えんにち 漫才「通販番組」

なんかこの番組に対して、いまだに版権モノや商品名とかCMネタを、芸人の側がNHKという事を意識しすぎて、自主規制しているようなネタ選択を見かけるけど、このネタが今はOKになっているんだから、大丈夫だと理解しても良いと思うんですけど、それを知らないという事は、やっぱり他のバラエティとかネタ番組とかチェックしていない芸人さんが多いんでしょうね。

オフエア

チキチキジョニーがこのタイミングでというのは、番組側の都合があるかも知れないけど、こんなチャンピオン大会争いが佳境になっている時期に、期待値が高い人たちを初登場で出してあげるのは可哀想ですねえ、まあどう考えてもこういう番組向きじゃないネタで外したみたいなので、次回に期待したい所ですが、一度つまらないみたいなイメージ付くと結構大変ですからねえ。しかし松竹芸能は、ますだおかだアメリカザリガニも全国的にはこの番組が代名詞となって、世の中に出れたような印象があるのに、どうも近年のこの番組への取り組み方が、お上手とは言いにくいです。吉本と比べて松竹の若手芸人を、東京とか全国に売り込むのはこの番組しかないんだから、もう少し戦略的にこの番組向きの人を、良いタイミングで出していって欲しい。

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