メディアを通しての揉め事の時に絶対やっては行けない事

というのを、10年以上前のサイキックだったかと思うんだけど、何かで北野誠さんが言ってたことを思い出したのですが、メディアを通して舌戦を通り越して、罵りあいとかになっているときに、一番やってはいけないことは、当事者間を会わせてしまう事という話をしていた。
まず一つの理由は「会ってみたらなんだお互い良い奴じゃん」ということになって、結局和解というよりはグダグダな感じになって、その揉め事がつまんないことになるということ、そしてもう一つは「知名度の高い方が必ず損をする」展開になるのが目に見えているということを指摘していました。
さっき初めて知った事件なんだけど、この揉め事で誠さんのその10年以上前の言葉を思い出したよ、これ。

キングコング・西野亮廣vs吉田豪 : おわライター疾走

もう全く西野側にメリットがない揉め事、大谷さんは友達と後輩だから和解をはかりたいんだろうけど、どんな形に終わっても会わせてしまったら西野が損するだけ、絶対に止めた方が良い。西野にメリットがないし、吉田豪が得するだけ、大谷さんはそれを実現してもその場の自己満足にしかならない。西野がどんな形かは知らんけど傷付く所を目撃するだけ、吉本は取材依頼を断っているらしいけど、それは凄く賢明な判断でしょう。絶対にこの二人を会わせてはいけない。
これは西野のパーソナリティ、人格や品性の問題ではない。こういう形になったら、知名度の低い方、無頼の役回りが出来るほうが強いんだから、この勝負はやる前から目に見えている、西野と吉田豪どっちがエライとか正しいではなく、始めから喧嘩の立ち位置が、吉田豪に有利すぎるということに大谷さんは気付いて、引き合わせるなんて事は絶対に止めて欲しい。
しかしこういうサブカル系の文化人は、本当に喧嘩の仕方が上手。西野と吉田豪ではやばい事になったときに、失う者の差が違いすぎるし、最初から吉田豪は失わない立ち位置を動かない、どうなっても自分が得する形に持ち込む。だからアングラっぽいサブカル文化人って嫌いなんだよねえ……。メジャーになれない代わりに、絶対的安全圏から上に喧嘩売ることが出来る。
というかこの元の吉田豪キンコン西野批判が、ステレオタイプのつまんない意見なんですよね、こんな低レベルなの相手にする西野もどうかと思うけど、元の吉田豪の低レベルな煽りをもてはやす人がいるのが、僕はイヤな気持ちになるし、普段芸人に対してこういう意見を吐くのに怒りを表している、西野以外の芸人が西野側に立たないのも嫌らしい。大谷さんは吉田豪は友達だから、ああいうこといっても許すの? 吉田豪の元の発言はお笑い芸人を馬鹿にしてるコメントじゃないか、2ちゃんねるやブロガーは叩いても、相手が著名なサブカルライターだったら何も言わない連中の中で、西野だけは本気で怒るというのは、やっぱり俺はこの人好きだし、芸人らしい魅力に溢れた人だと思います。
というかここで西野と吉田豪が会って、プロレス的な展開にすればいいと思う人も多いと思うんだけど、これは西野がそういうプロレス的なことが多分嫌いな人だと思うんですよ、それは僕もそういうのが好きじゃないから、何となく分かる。