フリートーク中毒者 : たいしょうの『言り独』
クラブワールドカップのゲストとして登場した明石家さんまを受けて、明石家さんまの劣化とか、お山の大将、裸の王様化について、色々と論じられてきたわけですが、僕はこのエントリーをきっかけに、自分の昔のエントリーを読み返して思ったのは、これが明石家さんまの今のお笑いのニーズとか、テレビバラエティの環境に対する一つの解答なのかなという気もしています。もう所さんや鶴瓶さんとトークだけで一時間や二時間なんて番組が出来るテレビ界の状況ではなくなったときに、諦めたのか折れたのかは分からないけど、その中で自分のやれるスタンスとしてああいう感じになっているのかなという気はしてきました。
「痛快!明石家電視台」やゲストが良い回の「さんまのまんま」は、いまだにしっかり面白いですからね、これがさんまさんのお笑い体力が落ちて、全打席でフルスイングできなくなったからなのか、関西ローカルの番組や、東京では深夜番組になるような番組でなければ、もう自分は本気だすべきではないと判断しているのか、昔からの気心がしれた共演者やスタッフと一緒でなければ、安心して力を出せないのかというのは、どれが当てはまるのかは難しいと思います。ただいま明石家さんまは打者としては、打率が低くなったのと、得意な投手や球種、球場なんかがはっきり出てきたとは思います。
これはもう完全にファンの贔屓目だけど、力が落ちたというのはもちろんあるんだけど、なんか東京のバラエティの今の環境に合わせて、意識的にやっていることのような気もしないでもないんです。
- 過去記事:善戦 : 偉愚庵亭憮録(2007年12月14日)
- 過去記事:明石家三文オペラ : 偉愚庵亭憮録(2007年12月6日)
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