メイショウサムソンが天皇賞春秋連覇 : netkeiba.com

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【天皇賞】（東京）〜メイショウサムソン圧勝！春秋連覇を達成 : ラジオNIKKEI 競馬実況HP

メイショウサムソンがとにかく強かったということに尽きる、あと武豊は思い入れがないように見えるという反応がありますが、だからこそこういう良い騎乗が出来たというのはあるのかなと思いました。ここまで自然体に楽に勝たせたという武豊の騎乗は久しぶりに見たようで、コスモバルクが内を開けるのが分かっていたかのような四コーナーが、一番しびれたポイントでした。今日のレースは武豊のここ十年ぐらいの名騎乗の一位争いできるレースではないでしょうか。
石橋守騎手は結果的にとはいえ、騎乗停止になっていたこともあり、早めに武豊を確保することが出来ていたという、メイショウサムソン陣営の運、引きの強さは素晴らしい、名馬と呼ばれる馬にはこういう引きの強さは必須でしょう。
あとこの距離展開で後ろから行って、馬群を付いて4着に入ったポップロックと、逃げて直線であれだけあっち行ったりこっち行ったりだったコスモバルクの5着は、この二頭が相当に強いと言うことを物語っていると思われ、ポップロックはインフル騒ぎがなければ、今年のメルボルンCの覇者だったのではと思うと残念に尽きます。
そしてコスモバルクに関しては、レース後に色々と物議を醸し出しております。

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とりあえずコスモバルクは優勝したシンガポールでも外に膨らんでいたし、追い切りの映像とかでも右回りでも外埒に向かっていく所がありますから、そういう馬なんでしょうし、それを御しきれない五十嵐騎手については、擁護派の僕でも弁護しきれない所があるのは確かです、それは認めなくてはいけない。
ただ福永は明らかに言い過ぎ、レースが終わった後での興奮状態であるのも分かるし、実害も受ければ、普段からの不満も溜まっているんでしょうが、彼はもう二年目、三年目のアンチャンではなく、もうキャリアも二桁の年になっているわけですから、自分のそういう発言がマスコミに載った時に、どういう風に見出しを付けられて、大きく報じられるかというのは、そろそろ理解しなくてはいけないキャリアであるし、もし理解した上でというのなら、なおさら達が悪い。
五十嵐騎手に対してというのは、百歩譲って許されたとしても、福島云々の発言問題ありすぎでしょう。いまもなお福島競馬場を主戦場としている先輩や、自分よりも通算や年間の勝ち星が多い騎手に対する尊敬の気持ちが無いかのように聞こえてしまう発言は、いかにレース後の興奮状態とはいえ、あまりにも不用意です。まして福永騎手は現在、現役騎手の中では成績や知名度など考えれば、日本のトップ10に入る騎手であり、その立場を理解していない、もしくは自ら軽くしてしまった。
福永祐一がこういう発言をした背景には、福永騎手が騎乗する機会の多い厩舎というのが、基本的に公営の騎手、特に東海公営の騎手に依頼する頻度が高い厩舎であり、福永騎手は何度もアンカツ、川原、吉田稔などへの乗り替わりを経験しているという不満、またこれらの厩舎は中館、木幡、芹沢といったローカルで好成績を挙げる騎手を、厚遇する傾向も強くあって、両方に対する不満が一度に今回出てしまったのでは？ というような気にもさせられてしまいました。
しかし福永祐一騎手が、年上の他人様に対して「勉強し直してこい」などという資格があるのか？ 福永騎手は騎手デビュー週から、オグリワンの中日新聞杯で重賞エントリーを果たし、デビュー年からスピードアイリス、2年目にはシルクフェニックスで公営のビッグレースに参戦し、シルクフェニックスでは重賞初勝利を川崎の地で得て、次の年にはキングヘイローというダービーで2番人気に指示された馬に騎乗させてもらえるという、非常に恵まれた習練期間を送っていた、まして当時の福永騎手には、その騎乗技術などについて疑問を持つ人は多くいた状況で、そのような恵まれた環境に育った奴が、「福島で勉強し直せ」なんて台詞をよく吐けたもんだと思います。そんなコメント出して良いのは、本当に福島で永い習練期間を経て、現在一人前になっているような騎手だけですよ、アンカツや岩田と、この福永のコメントは明確に受け取る側に言葉の重みの差を感じさせるものです。
一方で武豊はレース前「バルクは直線フラフラして危ないのでそういう馬の近くには行かない、近くにいれば多少早めでも直線の入り口までに並ぶか前へ行っておく」と発言していて、実際のレースではコスモバルクがあけた内を進んで完勝したというのは、高く評価されて良いし、やはり競走馬の能力に置いて客質の自在性というのは、大きな評価ファクターになることを思い知らされました。だからこそベッラレイアとドリームパスポートの武豊の騎乗は、本当にアレしかなかったのかよという不満も再燃するんですが（笑）。
正直、アドマイヤムーンとダイワメジャーが不利を受けていなくても、メイショウサムソンに迫れていたとも思えなかったし、カンパニーに関しては二着争いに勝ったアグネスアークだって不利受けてたんだしね、という所でしょうか。