わざわざこの日に小島よしおの物真似をするタモリの優しさ

最近あんまり見ていなかった「笑っていいとも」を久しぶりに見ていたら、タモリさんが何度も文脈に関係なく、小島よしおの物真似を繰り返していた。このタイミングで小島よしおの物真似を繰り返すというのは、こうやってタモリがやることで守ってあげるアピールになっているし、彼に対するエール以外の何物でもないわけで、タモリさんの優しさを強く感じてしまいました。

ほんとうに小島よしおに関係はないのか : おわライター疾走

お笑い芸人というのは、裏で後輩に対して、どれだけ優しい言葉を、厳しいながらも暖かい接し方しているかよりも、とっさの時にどういう対応を取れるかというのが、一番格好良い所を示せる見せ場だと思うけど、そういう意味ではMCの爆笑問題と、ひな壇芸人論というのを偉そうに展開していながら、いざこういう事態になったときに何も出来なかった品川庄司は格好悪い所見せてしまった。昨日も書いたことになってしまうけど、この場に明石家さんまとは言わないけど、今田さんか東野さんでもいれば、おそらくこれは全然違う展開になったことでしょう。
なんか最近のテレビ芸人さんから、生放送対応能力とか、予定調和が崩れたときや、お笑いのお約束な文脈から外れたときの適応力が、急速に落ちてきていると感じていたけど、それを決定付けたように今回のことは思えました。
まあそれを鍛える場所もないというのは分かるんですけどね、思い返せば80年代後半には、とんねるずダウンタウンが一番尖っていた頃に、生放送で平日の夕方に毎日「4時ですよーだ」や「夕焼けニャンニャン」をやっていたなんて、今では信じられないけど、そういう冒険をテレビ界がまだ出来た時代だったし、そういう場所に対応していきスキルを付けていくことが出来たというのは、やっぱりいまの芸人さんには得られない場所です。