とりあえず簡単に呼んだ分だけ感想

『ヒストリエ (4)』岩明均/講談社

ようやっと1巻の回想シーンの前に戻ってきましたが、単行本が一年半に一冊のペースで、この遅々とした展開は正直キツイなあ、誰かが「『ヒストリエ』は20巻ぐらいに貯まってから読む」と書いていたのですが、それがこのマンガの正しい愉しみ方な気はするんだけど、この刊行ペースだと20巻貯まる頃には何年かかるんだということになってそうで、面白いだけに歯がゆいです。

『風雲児たち 幕末編 (11)』みなもと太郎/リイド社

なんかこの頃ぐらいから、毎月連載を雑誌で読んでいる気になっていたんだけど、結構読み逃していた回があった。そろそろ本格的に幕末になってきて、そろそろ登場人物達がまたいっぱい死んでいく時期に突入してきたんだなあという、寂しい気持ちにもなってきます。咸臨丸の渡米とかの血なまぐさくない話を、ゆっくり時間かけてみなもと先生には書いて貰いたいんです。次巻ぐらいはまだまだ大丈夫でしょうが、次巻で阿部正弘が死んで一気に政情が混沌としてきて、13巻あたりから一気に国内の政情が混沌として、一気に幕末の血なまぐさい時代に突入してくるんですねえ、あーあの人もあの人も死んじゃうよ……。歴史物ってこの辺が読者側が分かっているのが、何とも言えない所なんですよねえ。