爆笑オンエアバトル7月20日放送分 : 一汁一菜絵日記帳

にづかさんが、現在の関西の若手芸人はどうして「自己紹介的なネタ」を、外に出たときに一番に持って来れないのかという、最近オンバトに関西芸人が初登場したときには、必ず話題になるネタを今回更に広げてお話ししてくれています。
関西の芸人さんって、関西という土壌がベタな笑いが好まれるというイメージが強い一方で、一発イメージをガツンとツカめるようなものを避けるというか、悪い言い方をするとあざといネタをするのを好まない傾向がありますよね。
でもやっぱりキャン×キャンの「ビックリしたときのマスオさん」とか、ストリークの「矢野〜♪」とかって、多分プロの目からしたら、凄いあざといと感じる部分もあると思うんですが、でもこういうのが出来ないというのに、「自己紹介ネタを最初に持って来れない」というのは通じるところがあるようにも感じています。
いま日本全体としては、収まりつつある、縮小傾向にあると言われていますが、まだ「お笑いブーム」「若手によるネタブーム」という時代にある中で、大阪だけが取り残されている、大阪で起きた前のお笑いブームというのは、僕は「すんげー!Best10」まで遡らないと無いと思っていて、2001年ぐらいにM-1baseよしもとがオープンしたことでのブームはあったけど、あのブームで活躍した主な人たちは、麒麟とかの一部を除けば「すんげー!Best10」の時のブームと、プレイヤー自体にそれほどの変化はないから、僕は前のブーム延長線上にある同じブームだと考えています。
だからいまは関西の若手の芸人さんというのは、ブームで一見さんとか新規の客が来ることに馴れていなくて、自分たちのことをよく知ったお客さんの前でばかりやっている弊害というのが、にづかさんが指摘しているような「自分たちのことを知らない人たちの前で、一番しなくてはいけないことが分かっていない」ということに繋がっているように思います。
その辺のことが分かっている芸人さんというのは、吉本は2丁目劇場、松竹は浪花座の時代を知っている芸人さんばかりになっている気がして、それは決してキャリアの差とかではないように思えてなりません。