ツール・ド・フランス2007 第3ステージ

第3ステージ ワレヘム 〜 コンピエーニュ 236km : mas ciclismo ツール・ド・フランス 2007

自転車レースを見ていると、これから自転車する姿を世界中継で流されるのは恥ずかしいなと思っていたけど、あれだけの長時間をオシッコしている後ろ姿を、世界中に放送されるのは(笑)、今年のツールは中継中にネタになるようなことが連発で、逃げている選手の連れション、逃げ選手の乱ペースで集団もチンタラ追いかけて、異様に長時間になったレースといい、またレース中にセレモニーやってるしとか、それもセレモニーの主役のルブランを見失ったせいで、完全には出来なかったとか、オジェがようやっと山岳ジャージをゲットとか、そのオジェの山岳ジャージを「(一緒に逃げている選手が)邪魔したら面白いのに」という酷いJ SPORTSのコメンタリー達(笑)とか、見どころが沢山でしたが、いよいよ先頭の4人の逃げ切りが濃厚かと言うところで、先頭集団に襲いかかったマイヨ・ジョーヌカンチェッラーラには鳥肌が出て、大興奮でした。いやあ今回のツールはなんか凄いわ、道中に延々と変なことがあって、まったりと進んでいるのに、ゴールの瞬間にはあり得ないぐらいにドラマティックになる、今年のツールはたまらないです、ゴール前に声が出ないステージがないです。
カンチェッラーラはこれでボーナスタイムの20秒も獲得で、ボーネンハスホフトが連勝でもしない限り、本格的な山岳コースにはいるまでは、マイヨ・ジョーヌを死守するかも知れない。

ツールドフランス第3ステージ : Blog版「蹴閑ガゼッタ」

栗村監督が「薬物規制が厳しいものになりすぎて、ドーピングに本来ならないサプリメントにも制限」という昔話をしていましたが、そういう意味も含めて、レース展開を厳しいものにして、消耗したくないという意思は全体にあるというのは、結構当たってるかも知れない。