爆笑オンエアバトル6月22日放送分 : 一汁一菜絵日記帳

もうにづかさんの後を追って感想書くのが、常態化してしまっていてスミマセン。

タイムマシーン3号 漫才「温泉旅館」

どうでも良いことですが、タイマは「旅行に行きたい」みたいな流れで入るネタが多い気がする、間違いなくいま日本で若手というカテゴリで括られている人たちの中では、五本の指に入るぐらい漫才が巧いのは確かでしょう。ただ山場がないという指摘があるように、爆発所がないネタをやると巧さが逆に平易に見せてしまう所が出てきたと思う、もし今年M-1の決勝に再びあがっても、去年のトータルテンボスとか、何年か前のアメザリみたいに、会場も受けてるし、審査員コメントも概ね好意的なのに、点数が伸びないということになるような気がします。まあこれだけ漫才の技術があれば、一生食いっぱぐれる事は無いと思いますが、そうなる前に一つ勲章は欲しい所なんですよね、そういう意味で、去年のオンバトのチャンピオン大会はもったいなかった。

5GAP コント「結婚相手の父親を説得」

東京吉本って、コントする人でも最近の若手になると大阪の影響を受けている人が多いんだけど、これはもう生粋の大阪人から見た、保守本流の東京のコント師という感じで、僕はこのタイプってペナルティとかガレッジセールの世代で、とりあえず東京吉本では、あんまり見かけなくなったと思っていたんですが、もう先祖返りな東京の舞台上で暴れ回るコントだなと思いました。

磁石 漫才「ショップ店員」

にづかさんがドラクエの下りについて書いてますが、磁石は普段から微妙にオタク臭い要素があるネタやってると思う、磁石に限らずオタクを隠している、もしくはオタクじゃ本質的になくても、そういう素養がある人が、全く関係ない設定のネタで、ツッコミの台詞や細かいボケにそういう要素を入れていく方が、スマートでオタクネタとしてみてもレベルの高いネタになっていることが多いように思います。最近はバラし始めたけどよゐことか、あとなすなかにしなんかもそうだし、吉本だとオリラジのあっちゃんとか、フットの岩尾さんなんかに感じるんですが、自分の持ってるものをさらけ出さないで、要素として小出しにして漫才に巧く織り込めるタイプというのは、底が深いというか芸人としての厚みとなるでしょう。

いとうあさこ 漫談「うまい事フラッシュ」

僕は以前のスタイルの漫談の方が好きだったので、こっちになってから露出が増えたり、初のオンエア勝ち取っているのは複雑です。

天津 漫才「新幹線オタク」

これに関してはにづかさんの書かれていることに、僕が付け加えることは本当は何もありません(笑)。だから以後は蛇足になるんですが、もうテレ東の深夜アニメをひたすら羅列して紹介していく向の暴走、それを止めようとするけど流されて行っちゃう木村というような漫才をしても良いと思う、そのぐらいのことは受け入れてくれる幅は、baseの客には無いかも知れないけど、もう一般のお笑いファンには出来ていると思うんですが……。とりあえず女性客に悲鳴上げられてナンボぐらいの漫才やっても良いと思うんですが、実際に「脳内○○シリーズ」の頃に、そういう選択肢を模索していたこともあったわけですからね、NHKの新人コンテストでツカミで悲鳴と共に客をドン引きさせて、そこから盛り返していって最後爆笑を取っていた漫才を見ているだけに、現状はもったいないことしてるなと思います。

オフエア

にづかさんの所で紹介されていた、ジャンクションへの多くあるという意見には、笑ってしまいました。この辺って吉本であっても、芸人さんに作家やスタッフって口出ししにくい環境なのかな? 流石にスタッフとかは客観的に見ている人もいるだろうから、この辺のファンの方が気付くようなことに、気付いている人もいるとは思うんですが。