日本、キリンカップ優勝 コロンビアと引き分ける : スポーツナビ

日本、コロンビアとスコアレスドロー/キリンカップ : football weekly

前後半でこれだけ印象の変わった試合も珍しいと思うし、これは見る人によって面白いか面白くないかが、はっきりと別れる試合だったと思います。とりあえず物足りないことはあったけど、この内容でこの相手にやれるのなら、アジアカップはクラブスケジュールと被って出れないという海外組がいなくても、三連覇はかなり可能性が高いでしょう。最初は「楽に勝てちゃうんじゃないの?」と書きそうになったけど、その辺は気候とかアジアの審判とか考えると、言い切ることは出来ないですが、オージーもいるしね。

2007_オシム日本代表(その12)・・前半と後半で豹変したサッカー内容というテーマ・・

はいはい、僕も含めて羽生信者が通りますよという感じですが、UG氏が紹介されているこの日記云々に関係なく、僕はオシムジャパンになってから、羽生が出ている試合と出ていない試合の差を感じていました。オシムさんのこのチームは完全に羽生のチームだと僕は思っているし、羽生がいるといないでは面白さが全然違うのを、今日この試合は分かりやすく示したと思いすまし、これだけ羽生の存在感を示せれば、前半の良くないサッカーもオシムにしてみたら、してやったりと言うところでしょうね、まあもちろん南さんの言うように、一般マスコミはスポーツマスコミやサッカーマスコミであったとしても、この試合の一面の写真を羽生で飾ったりはしないんですが(苦笑)。
是非ともこれでオシム監督には「ジェフ組贔屓」なんて声は、いよいよ完全に無視して、このチームの中心は羽生ということを、アジアカップで見せ付けて欲しいです。僕のオシム監督に対する不満の一番大きいところは、「なぜ羽生をもっと使わない」ですから、この試合は羽生が日本代表に欠かせないパーツであることを証明したという、大きな意義がある試合となりました。少なくとも日本代表に長くいなかった、モリシというパーツが再び填め込まれたように思えて、嬉しくて仕方ない。

日本代表0−0コロンビア代表@埼玉スタジアム : Cloudy Mountain Annex

この試合の前半の不出来がオシムの演出だったというのは、流石にファンタジーグラスでモノが見えすぎかなとは思いますが、結果的にそうなったと思うし、そういう今日の記者会見の回答は、そういう好意的な穿った見方を呼び込むことを意図した発言だと思う(笑)。ホンマこの爺は喰えないというか、ゆうきまさみ先生が言ってたように「老獪、言い換えれば悪人」ですね(笑)。キリンカップはガチンコマッチだと思っていないと言うことや、ガチンコマッチだったらこのスタメンや選手交代にはしてないよって、笑顔で「優勝めでたい」って言った後に、サラッと言うんだから、本当にサッカーの監督して必要な悪人要素を持っている人ですよね(笑)。どっちかというと僕はこの人は、モウリーニョとかもそうだけど、記者の前で笑ってるときの方が怖いです、絶対に何か企んでる。あの明らかにメディアを利用している、コントロールしてカメラや記者の前で怒ったり喜んだりしている姿は、オシム見たらモウリーニョに似てるなと思うし、モウリーニョ見たらオシムに似てると思ってしまう。

キリンカップ 日本-コロンビア(0-0) : Blog版「蹴閑ガゼッタ」

コロンビアに感謝という部分では、いくらアウェーとはいうコロンビアがリアリスティックなサッカーを、日本に対して仕掛けてきたことで、おかげでスコアが入らなかったり、後半は引き分けでも優勝だなという一部でタルイ雰囲気になってしまいましたが、コロンビアぐらい格のあるチームがリアルな戦術で来たことで、現状の日本代表のアジアカップに向けての、現時点での力量というのは、凄く計り知ることが出来る試合になったと思います。
しかしこの二試合のスタメンとか、選手交代でオシム監督が考えている、アジアカップの当確メンバーというのは、かなり見えてきたように思えます。当確は川口、楢崎、中澤、坪井、阿部、今野、駒野、鈴木啓、遠藤、羽生、中村憲、中村俊、高原、巻、佐藤寿、播戸までは当確、これに第3GK(おそらくこのまま川島でしょうが)も入れて18人で、あと6人のフィールドプレイヤー、もちろん加地と闘莉王の故障が明ければ戻ってくるでしょうし、三都並だっていることを考えると、ここまでで21人です。若手や海外経験を積ませたい選手の存在を考えると、稲本と中田浩二アジアカップメンバー入りは少ししんどそう。まして中田浩二アジアカップと重なるチャンピオンズリーグの予備選があると考えると、中村俊輔と同様にアジアカップの招集は避けられるかも知れない。このチャンピオンズリーグの予備選があるというのには三都並も該当します。あとはフランクフルトがチームの合宿の為に高原の招集に難色を示していると考えると、稲本と共に選ばれない可能性がある。
中村俊輔の代わりはこの二試合の使われ方を見ていると、えーと兵藤じゃない、違う間違った藤本(よく混同してしまう、すみません……汗)の可能性は極めて高いと思います。二川や山瀬の復活もあるかと思いましたが、中村の控えにははっきりと藤本が台頭してきた。そして高原の代わりという意味では、我那覇の復帰という形で補完されるでしょう。三都並の代わりはこのまま順当なら山岸ですが、村井という選択肢はオシムは捨てていないと思われます。
あとは鈴木啓太のポジションに一人控え、あとさすがに一ヶ月に及び大会として考えたときに、本職のCBはいつもより多目に入れてくると思うので、それが最近の合宿やキリンカップで招集されたけど試合には出ていない若手になるのか、最近の招集では呼んでいない中堅からややベテランの選手になるのか、全く呼んでいないトルシエジーコ世代のベテラン選手の大抜擢があるのか、今までが授業でここからが本番と考えれば、ここでいきなり藤田や明神が代表に復帰しても、そんなに驚きはないです。
とにかくアジアカップの23人の選出が楽しみになってきました。海外組がクラブのスケジュールの都合でダメになる方が、色々と示唆の富んだ面白い招集になりそうですし、国内組でアジアカップはそろそろ通用する、勝てる時代に来たと示してやって欲しい。Jリーガーでアジアカップを制して、JのクラブがACLを制しちゃいましょうよ。