セガ、3Dアクション「ナイツ」の新作をWiiで発売 : GAME Watch

次世代ゲームと言われた中で、色んなムービーやら3Dやらポリゴンが派手なゲームは出てきましたが、これほどファーストインパクトが感動的で衝撃的だったゲームはありませんでした。これをテレビ番組の紹介で見て、サターンが欲しいと思ったものです。これだけの衝撃をおそらく当時の多くのゲームファン、いや一般の人たちにも与えたゲームだったのに、今日付の「incomplete blue」さんでも指摘されているように、ついにこれの後継や発展したゲームは出てこなかった、ある意味で進化の袋小路であり、セガが頂点だった時代の象徴、その続編がついに「Wii」という機体で生まれる。これは本体毎買いという話になるでしょう。ついに「Wii」にキラーソフトが出た。

NiGHTS : 名牝達の後宮SAGA

いやでもナイツって累計で約40万本ぐらい売れていて、サターンの当時のハード実売数考えると、大ヒットなんですよ。この時点では確か「バーチャ2」の次に売れたサターンのソフトだった、歴代でのサターンのソフト売り上げでも確か5位前後に入ってるし、あとハード的な勝ち負けで言うのなら、実はサターンって同時期のPSや64と比べてもそんなに実売とか負けてない。

実際にサターン本体って本体の値下げもあって、「ナイツ」と「サクラ大戦」が出た、この後ぐらいが一番売れてるし、ただこの辺に書かれている事情も相成って、ハードがコスト倒れの赤字同然だったのは事実で、売れなかったというのは、ドリキャス後半のネガティヴキャンペーンも相成ったイメージなんですよね。
まあただ実はセガのハードってドリキャスメガドライブ入れても、ミリオン売れたソフトってサターンのバーチャ2と、サードパーティによる移植のスト2のメガドライブ版ぐらいしかないわけで、逆に言うとこれまでセガの看板でキラーソフトだった、ソニックシリーズと同じぐらいというか、それを一部タイトルを上回るぐらい「ナイツ」は売れてるから、決して失敗ではない。というかサターンに関しては、セガメガドライブ以来の市場を大きく広げた、サターン敗戦のイメージの方が、実は後々になって印象で付けられた評価。
ただしかし、あれだけ事前に、それこそ普通のニュース番組や、情報番組でも取り上げられて(僕もこのゲームのゲーム映像を初めて見たのは、日本テレビの深夜の情報バラエティで、司会の三宅裕司やパネラーの草なぎ君が遊んでいる姿を見て欲しくなって、その二ヶ月後に短期のバイトしてサターンとソフト数本買った)、累計約40万本というのは、大きすぎる期待をしていた人たちにとっては、期待はずれだったのは確かですが、それでも「バーチャ2」はもちろんですが、「ナイツ」は「サクラ大戦」や「サカつく」と共に、充分に当時のサターンのキラーコンテンツで、セガ次世代ゲーム機時代の頂点を現しているソフトだったと思います。
むしろBUNNYさんのいう「セガ崩壊への序章」というのは、「ナイツ」の頃よりも、「シーマン」や「シェンムー」の頃ではないでしょうか? この頃のセガはまだまだプレステ相手に健闘していた頃だと思います。セガファンにとっては、それぐらいの成果じゃ、負けも同然かも知れませんが、セガサターンドリキャスはむしろセガが本来の一番の市場であったはずの海外でプレステに完敗したのが痛かった。

NIGHTS
NIGHTS
セガ 1996-07-05
売り上げランキング : 10321

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
Wii
Wii

関連商品
Wii Sports
ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス
Wii ポイント プリペイドカード 5000 + クラシックコントローラ
はじめてのWiiパック(Wiiリモコン同梱)
ニンテンドーDS Lite クリスタルホワイト
by G-Tools