「爆笑オンエアバトル 第9回大会ファイナル」
現場にいて玉入れてたかどうかは、タカトシに入れてたかどうかで別れそう。タカトシに入れてなかったら80点以上、タカトシに入れていたら、70点以上がボーダーだったように思います。
タカアンドトシ 漫才「新婚生活」75点
うわあ凄え普通に面白い漫才だった。普通の点数性だったら基準点にされていたけど、ここまで高いアベレージヒッターがトップというのは、この番組の方式だと有利。
超新塾 漫才「女を褒めたい・ケンシロウ・ストライカー」30点
最後のメーカーの名前沢山言うネタが、NHKはOKになったというのは改めて実感。ネタの内容は序盤にあれだけ間が無茶苦茶で、噛みまくっていてはねえ、本人達が一番ガッカリしているからこそ、あのネタ後の残念コメントでしょう。
ハマカーン 漫才「子供の時の危険なこと」 60点
ハマカーンは見る度に巧くなっていて、特にこの一年ぐらいのオンバトでは見る度に、前回と比べて技術面で格段の進化が見られて、本当に楽しかったけど、ここまで技術があがってしまうと、ネタの弱さというのがかえって目立ってしまったような、技術がこれだけ巧くなってるんだから、もう一つ上の難しいテーマに挑戦しても良い頃だと感じました。
流れ星 漫才「信長と秀吉」 20点
うーん厳しかったなあ、以前の「戦国時代漫才」とどうしても同じテーマと言うこともあって比べちゃうけど、以前のネタとクオリティに差がありすぎ、あとなんか要所要所でいろんな他の人っぽいところが散見されたのも気になりました。「ダ草履の形態模写」みたいなのはもっと前半に持ってきて欲しい。
ラバーガール コント「電報受付センター」 85点
「ゲンセキ」のときに目立ってなかったのが、いまのこのクオリティを見ると不思議で仕方ない。ネタの方向性が全てワンパターンという気はするけど、まだそれを問う時期ではない。
エレファントジョン 漫才「サービス業」 55点
普通としか言いようがないわ(笑)。
キャン×キャン 漫才「クイズ・水戸黄門」 70点
キャン×キャンといえば、「ビックリしたときのマスオさん」になっているのは、素晴らしい定着の仕方ですが、キャン×キャンの漫才ってどれ見ても全部同じ印象になるのが、普段は面白いんだけど決勝とか、そういう場所では弱くなるのが残念、面白いんだけど印象に残らないというのは、賞レースはもちろんのことながら、テレビバラエティでは不利。
タイムマシーン3号 漫才「お見合い」 65点
巧いんだけどなあ、僕も含めて世間のハードルが上がりすぎてる? デブネタを封印ではなく、制限ぐらいにした方が、個性が出てやっぱり良いと思いました。もうちょっと出しても良いと僕は思う。
三拍子 漫才「友達」 70点
凄い面白かったんだけど、何なんだろうこの物足りなさ、途中で何の話しているか分かんなくなる感じは、もったいない。
トータルテンボス 漫才「誕生○○」 80点
うわっなんか凄いトータルテンボスの自己紹介みたいな、基本情報的なネタやギャグが盛り沢山のネタだ(笑)。久しぶりに「ハンパねえ」聞いた(笑)。いや「ハンパねえ」意外にもTシャツいじりとか、スキマスイッチとか、その他諸々、トータルテンボスの総集編みたいなネタで、ちょっとビックリした。オンバトの客は客席も視聴者も、みんなトータルテンボス知ってるんだから、こういうのはトータルテンボスの現時点の世間的知名度考えたら、オンバトじゃなくてM-1とかレッドカーペットでやれよ(笑)、まあでもルミネで団体の修学旅行性ばかりが客席埋まっているときにやるようなネタでしたね。
NON STYLE 漫才「お化け屋敷」 90点
「時代劇」じゃなくてこっちのネタ準決勝やっていたら、去年のM-1はファイナルに行けてたと思っていました。まあもうちょっと2位との点差があっても良かったかな、唯一次元が違っていたと思います。レベルの差があったとかではなく、他に面白いのはいたけど、優勝という形に相応しいのはノンスタだけだった。
しかしセミファイナルに残った唯一の関西勢でこの結果、ちょっと格好良かったよ、もうこれをきっかけに、さっさと全国的に売れてきてください。
「イキリ」以外のネタもそろそろ見たいという人もいるけど、ここまで完成度高いネタを、このフォーマットに被せれば量産出来るんなら、全然まだまだこれだけやり続けてOKだと思うんですけどねえ、今にして思うと「イキリ」じゃないネタの方が、若い女の子向けで、「イキリ」の方が実は一般的に受けるネタになってるんですよね。
ということでNON STYLEが優勝、まあ圧勝だったと思います。ハリガネロック以来の関西勢のオンバトチャンピオン大会の優勝でしたが、こんなこと言いたかないけど、次のアンジッャシュ以降、オンバトのチャンピオン大会優勝したコンビは、テレビバラエティで売れているので、ノンスタも続いて欲しい。
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NONSTYLEに関しては、新田さんの感想が勉強になった、「漫才中に相方がイキリのキャラを構築していく」というのは、なるほど。これがストリークや天津との確かな違いかも知れない。弄られている方がツッコミだというのは、僕も分かっていたし、分析出来ると思っていたけど、「イキリ」というのを漫才中にキャラクターを構築していって、その過程から楽しめるんだ。