『ハヤテのごとく! (10)』(畑健二郎/小学館)

ハヤテのごとく! 10 (少年サンデーコミックス)

ハヤテのごとく! 10 (少年サンデーコミックス)

ヒナ祭り編の最終話が載っている巻で、それは凄く楽しく読んだんですが、その後の話がみんな素晴らしすぎる、なんか火田君はヒナ祭り編をあの素晴らしいクライマックスで書ききったことで、これは相当に自信になっているんじゃないかな、なんか読んでていつもハヤテは作者が楽しそうに書いてる、作品を愛してるというのを実感しながら読めるステキなマンガというのが、自分の位置付けなんですが、なんか作者の自信というのが凄い感じたなあ、いまのサンデー本誌では西沢さん編が凄いことになっているようですが、いまの火田くんは何でもオレは書けるぞという状態だと思う、いや本人は「三週じゃなくて四週くらいにすればもう少しゆっくり話が運べたかなぁと……。我ながら。」とか言ってるけど、これを四週ではなく、三週で詰め込んで走らせることが出来るのが、いまの畑健次郎のパワー以外の何物でもないでしょう。いやでも僕はそのぐらいこの10巻は感動しました。この人現状でいま日本一マンガが巧いかも知れない。
あと僕これは思ってるのは、火田君もしかしたら主要女性登場人物全員のトゥルーエンドを連載終了までに個々のエピソードで書いてしまうんじゃねえかと(笑)、でも俺はねえ全員分書いた後に、それで終わりにしないで、さらに続きをハーレム物にしないで書いてくれたら俺はもうこの人に一生ついて行くよ、無茶言ってるなあ(笑)。

ハヤテは本当の意味で始まったというのは同意なんですが、その為には伊澄編をもう一回やってからじゃないといけない気がする。