“天馬”とはトウショウボーイのことであり、それ以外の何者も指さない

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オーシャンエイプスがあっちこっちで“天馬”の再来と評されていて、僕はまだ20代ですけど古い頭の競馬ファンなんで、「トウショウボーイに比較されるような名馬なのか!?」と思って期待していたら、なんか“ディープインパクトNEXT”という意味で、この馬が“天馬の再来”と言われていることを知って、僕は物凄い愕然としました。
もちろんディープインパクトトウショウボーイを比べたら、その実績や影響は間違いなくトウショウボーイよりディープインパクトは上です、それは間違いない。でも“天馬”という称号は日本競馬が続く限り、未来永劫に至るまでトウショウボーイ一頭のみが掲げることが許されるべき尊号であるべきで、「天馬=トウショウボーイ」というのが確立している中で、そんなに軽々しくこの尊号を他者に使うべきではない。それはディープインパクトであっても、シンボリルドルフであっても、ナリタブライアンエルコンドルパサータイキシャトルであっても同じです。
繰り返しますが、ディープインパクトトウショウボーイより、日本競馬に残した現役時代の成績は大きいです。それでも日本競馬界においてその存在が“天馬”と評されるべきは、トウショウボーイ以外にはあり得ない、この尊称を他者に使うことは日本競馬に関わる物として、不敬以外の何者でもないと僕は思います。
こういう事にもっと杉本清とか、山田雅人は声を挙げて文句言えよと思うけど、こういう時に何も言わないのがこの人達なんだよね、そのぐらいしかもはや現在現場にいる存在意義がないのに、さんまさんは以前はこういうことに怒ってくれたけど、そういうことを言わなくなったのは競馬に対する熱がさんまさんの場合は下がっているという証拠だと思います。
ディープインパクトのことを“天馬II世”と言ったのなら、オーシャンエイプスをIII世候補とするのはアリですけどね。
あと、武豊の元のコメントについてですが、武豊って自分の騎乗馬が過剰人気することに嫌悪感をやたら示す割に、レース前にはやたらと自分の騎乗馬を過剰人気に煽るようなコメントを繰り返しているんですよね、それで負けたレース後とかに、過剰人気を揶揄するようなことを言うのは、少し無責任じゃないかと思います。