ディープインパクトの関係者コメント : netkeiba.com

ディープインパクトの引退に関して、池江泰郎調教師の記者会見でのコメント : ラジオNIKKEI競馬実況HP

これほど主戦騎手や調教師が引退について不満を隠さずにはいられないという競走馬の引退に伴う会見やコメントの内容も珍しいでしょうね、いやお二人とも凄い気を付けて発言されていると思うけど、競馬界の常識、これまでの例から考えたら、このコメントは不満を隠さしていないと言える発言ですよ。
競走馬の引退時期の決定は、ローテーションの決定とかと同じく馬主の専断事項だと思うし、それに異を唱えれる人はいないと思うけど、“ファンの馬”という言い方をファンの側からするのは嫌いなんですし、マスコミが煽りすぎた上での社会現象だったとは思うけど、やっぱりリベンジするべきなんじゃないかなあ、武豊や池江調教師ですらここまで言ってるんだから、僕たちはもっと言っても良いのかなという気になりますね、このコメント読んでいるとそういう気持ちは募ります。
リスクを負わずに高値も既に付いているわけですから、安全に種牡馬入りさせたいというのは当然の考えだと思うのですが、それだったら今後の国内三戦を走ることについても、シンジケート会員になる予定の人達から意見が出たりする可能性だってあるでしょう。シンボリクリスエスとかもそうでしたが、ある程度海外制覇というものを掲げていた馬が、それを実現しないままに、故障というわけでもなく絶頂期に引退するというのは、やっぱり少し納得出来ないものが残ります。
シンボリクリスエスディープインパクトだと、実際に行った・行っていないという所は大きく違いますが、今回の終わってみれば準備不足だったのでは? というかある意味アリバイ的な遠征という思いが残るような遠征だった以上、これで終わりというのは似たような消化不良な気持ちを相当残してしまいます。もし来年以降に夢を繋げるのなら、メイショウサムソンハーツクライにはなんとしても、対ディープインパクトの戦績を勝ち越して、来シーズンを二頭は迎えて貰いたいです。ディープインパクトが今秋で引退してしまうのなら、負けられないのはディープではなくハーツとサムソンです。ということを考えると、やっぱりディープが秋三戦を使う意味ってないよなあ、使うとしたら後身の為に負けてバトンを渡してくれというのが外野の人間として、ディープに深い思い入れがない人間としては出ざるを得ない。
いやでも気配り男の武豊が、ここまで本音をモロ出しで不満タラタラなのは、いかにこの決定が急だったか、厩舎関係者からしたら「話と違う」という決定劇だったかよく分かります。