「とんねるず」のかつての生放送での強さ : ゾミ夫

とんねるずのバックボーンの無さについて語られていますが、確かとんねるずは大手芸能事務所をかなり早い段階で辞めて、独立して自分たちのプロダクションを作っているんですよね（その後しばらくしてアライバル設立時に大手芸能事務所の協力を得ていたり、その後大手芸能プロダクショングループの傘下に入ったりしていますが）、この辺の戦い方とか、とにかく派手なことをし続けてたことは凄いなと思います。

YouTube - Chicken Guys　野猿

これは紅白に野猿として出たときの映像ですが、この年はただ野猿としての最大のヒット曲はfeat.CAの「First impression」で、結局C.Aの人が紅白限りの復帰も嫌がったので野猿として、野猿の中でもそれほどヒット曲という訳でもないこの曲で出ることになって、結構夕刊紙とか週刊誌は出演疑問視するような報道していたし、そういう空気は視聴者にもあった中でこれをやってのけたんだよなあ、リハーサルの段階では普通にしていて本番でいきなりこれをやった、本番用のダミー衣装まで用意していたという話も、本当かどうかは分からないけど物語として作られて、結構当時はお笑いタレントとしてのとんねるずの評価は底だった時期だと思うんですが、それでもこんな事やってのけていて、リアルタイムにも評価されていたんだからやっぱり恐るべしです。非常にテレビ的という方向のホメ言葉になってしまうんでしょうが、でもやっぱりこの生放送での強さは凄いですし、このチームとんねるずの野猿におけるプロモーションの巧さというか、盛り上げ方は当時は何か「ASAYAN」「電波少年」とか「ウリナリ」あたりのドキュメントバラエティとして括られてかけてたけど、いまから思えばかなり違いますよね、まあいまあげた番組のパロディという所から最初は始まっているのは確かなんですが、スカシ方が巧くてバラエティ的にオシャレだと思う。