「第42回キタイ花ん」

PCのトラブルで遅れて二組のの大木さんのネタ中からでした。投票用紙は貰えなくて当然なんですが、なぜかアンケートも恒例のエースコックからのお土産もなくて不思議だったのですが、会場に入って納得の超満員でした。普段はこの半分ぐらいしか入ってないときもあったと思うのですが、何があったんでしょうね、関係者とかも異様に多くていつも芸人さんの客は多いけど、今日はいつもに比べても多かった。ネタ中だった大木さんは、僕は切れたネタしか見たことなかったので、普通のネタで誰か分からなかったですよ(笑)。

男と女 コント「ばあちゃんと孫」

和田さんのおばちゃん演技がはまってました。前半の中では浮き出ていたから、この順位もまあアリでしょうか。前のコントの時もそうでしたが、和田さんが演技派だから何でも出来ますよね、このコンビ。2

グラビア コント「ちくびDJ」

乳首にレコードを付けて、それをキュッキュッとやって「ちくびDJ」という……説明する門じゃないですね(笑)。1

大脇里村ゼミナール 漫才「人気の名付けランキング」

Vシネマの流れに行くまでは正直退屈だったかなあ、これもVシネマのこと分かんない人には分かんなかっただろうし、大脇里村がこの手の漫才しているというのは聞いていたけど、初見で言うのも何なんですが、ちょっと考えすぎ何じゃないでしょうか? と思っていたら、後で合流した人達も同様の感想、こういう知識系のネタが好きな人は評価していたけど、それってネタが面白いのか蘊蓄が面白いのかという話にもなってる。2-

ダンデビッチ コント「虫取り名人」

NSC28期生の男女トリオなんですが、女の人が沖縄のFECで10年芸人やってからNSCに入ったということで、今年のNSC卒業生なのにほとんどのbase芸人にとって姉さんという凄いプロフィールの持ち主、トリオって知らないで見た方がインパクトがあって面白かっただろうなあ。三人ともキャラクターが立ってる。4

裏ブラウン 漫才「部活」

バトミントンからラグビーの話、強面ネタじゃなかったけど、僕は今までの裏ブラウンで一番今日が面白かった。2+

やじろべえ コント「すれ違い」

夢破れてヤクザに身を落として、刺されて死にかけてる男と、食パンを友達にしている男の心の交流……って、とにかく一斤の食パンが舞台上で飛び回るインパクトは凄かったですが、二人の会話は少しだけサバンナ風の匂い、最後の綺麗なストーリーの締め方は少し蛇足というか、もうちょっとスマートに出来なかったかなあ。4-

ツジカオルコ コント「女優の講演」

宇宙飛行士と間違えて呼ばれた女優さんの講演、申し訳ないけどあんまり印象に残らず、セクシー路線は最近抑え目ですね。2

スゴイオモシロイヨ 漫才「山でオオカミを捕獲する→山びこ」

前半は柴田さんが結構野放しになったり、中尾さんの滑舌の悪さを逆手に取ったりの新機軸、後半はいつも通りの展開、前半の展開で4分引っ張れるようになったら凄いかも。4-

クロスバー直撃 コント「自転車屋

クロスバー大好きなんですが、今年に入ってからしんどいネタが多かったですが、久しぶりに良かったです。

ゲニア 漫才「力士に乗りたい」

去年のM-1でも二回戦まで行ってた日本人とポーランド人のコンビ、終わってから友人の芸人さんや作家さん達も「今年は準決勝まで行ける」と大絶賛、もしそうなったら比較対象が出来る分だけジパング上陸作戦にも有利に働くような気がする(笑)。「道路交通法が改正され幕内以上の力士は車両と見なす」「小結ぐらいなら頑張れば買える」「外人のノリ出た!!」などキラーフレーズ連発でした。5-

はだか電球 漫才「神父さん」

後藤くんが言っちゃいけないフレーズで歌い上げる、単にフレーズを歌ってるだけなのに、ここまで舞台映えしていたら安心して面白い、この人達の舞台上の安心感は凄いです。多分、何にもしていなくても見てられる、と痛くなるぐらいの存在感があります。4+

ナイトラン コント「亡くなった恋人からのビデオメッセージ」

安定剤が切れて恋人がおかしくなる下りは、好き嫌いがかなり別れそう、かなり手垢の付いた設定だと思うんですが、細かいところの気遣いが多くて面白かった。5

キューピーズ 漫才「リンカーンスポーツ科学の観点から分析する」

さかなDVDの中西さんとバイク川崎バイクさんのユニット、でもネタのタイプはまんまさかなDVDだったような、花岡さんの役割を川崎さんがやってるだけという印象でした。まあ“ひょうすべ”の川崎さんしか知らない人には、こういうしっかりしたツッコミも出来るんですよということですね。2-

なにわ歌劇団 コント「オペラの校歌斉唱」

片方がR-1ぐらんぷりで二回戦に進出していた佐助の人だったんですね、ということでR-1でやっていたネタを二人用にしてやってました。3+

てっぺん 漫才「八木ちゃんに恋愛の楽しさを教える」

最近「よしもとサンサンTV」でも活躍の八木さん、やりなれたネタで安定してましたが、一つの結構大きなボケを突っ込まずに流していたような。3-

王 漫才「ドラクエを身体で表現」

三人組以上の漫才としてはありがちな設定ですが、さすがにここがやると違いますね、ボケとストーリー展開が四コママンガ的でスピード感もありました。凄い良いネタだと思うんですが、コンクールとか賞レースになると、絶対にトリオ以上の漫才グループは同じ題材で被る可能性もあるから、なかなか出し所は難しそうですね、良いネタなんですけどねえ。5+

学天即 漫才「刺身、ピザ」

噂に聞いていた天保山、相変わらず台本の構成が驚くほどキレイなのは凄いんですが、もうここに関しては完全にM-1基準になるけど、終わってから芸人さんや作家さんで見ていた人に話を聞いても、「ここまで完璧な台本のネタする所を審査員は落とせない、準決勝は確実」という意見と「客受けがこのままだと苦しい」という意見が真っ二つで、その辺はもう受けた時の審査員の傾向によるでしょうね。4

福田雄二 漫談「昆虫博士」

赤とんぼの歌とか、ジュラシックパークのネタとか、少し食い足りない感じで終わってしまったように思いました。2-
自分は投票用紙無かったけど、もし投票できてたらゲニア、ナイトラン、王の三組に投票してたと思います。でもやじろべえの圧勝という結果は納得ですが、お客さんも多かったし、新顔の活躍も目立ったので、この日の「キタイ花ん」はかなり良い回だったんじゃないでしょうか。