一部競技のみの重点強化という意見は、民主主義ならびに資本主義の否定にもつながりかねないと思う

韓国や中国が一部の競技にだけ集中的な強化を行ってメダルを量産してのは、かの国が全体主義国家であることを証明しているだけで、民主主義国家が見習うことでは決してないでしょうし、やりたいと思う人が存在する以上、全てのスポーツを平等に振興していくのは資本主義社会における重大な建前の一つだと思います。メダルが狙えるからとかいう理由で、能力のある人達をその分野にだけ目を向けさせて、お金をかけるなんてことは全体主義国家のすることであり、日本が進むべき道ではないのは明らかです。ようやっと日本はその方法で時間が進み始めたのに、決して時計の針を逆に進めるような強化論を認めてはいけません。

とりあえず四年に一度だけであっても、今回のチーム青森に楽しませて貰った人達、日の丸が米露の国旗を従えて形容されたのは気持ちよかったとか言ってる人達は、スポーツに関する税金の使い方に寛容になると同時に、そこまで気持ちよくさせて貰った競技に対してのお礼も込めた還元をしてほしいです。それが民主主義、資本主義国家の正しいスポーツ振興であり、強化の形だと思います。
それで今回の日本代表においてもカーリングチームの成功や、花形競技である男子アルペンでの日本選手の活躍もあったわけで、そういう強化方法ではカーリングは選手団を出せるほど国内で振興されず、男子アルペンなんてメダルの取れなさそうな層の厚いところは触らないなんてことにならなかったことは、正しい道だと考えます。
やっぱり川淵さんさあ、サッカー協会の会長なんて早く辞めてしまって、JOC会長目指そうよ、もしくはスポーツ担当省の設立を呼びかけて初代大臣目指しましょうよ、そういう仕事の能力に関しては、僕は川淵さんについて1ミリも疑っていないのでホンマお願いできません?

ということで、国民も予算について理解と後押しをする一方で、それを受け取る団体のほうの透明性の確保もお願いしたいです。

しかし前の二つのエントリーについてもそうですが、こういうクラブ主体のスポーツ振興という風に、半ば強引に日本のスポーツ界は持って行かなきゃダメなんじゃないでしょうか、企業スポーツや学校スポーツに対するファンや関係者の幻想を捨てなくてはいけない時期はもう待ったなしで来ています。
まあ一番やらなきゃ行けないことは、授業時間や勤務時間を減らして、その時間を地域社会との関わりやスポーツに使わせることなんでしょうが、まあこれは今の日本社会じゃあ絶対に無理でしょうけどね。