Joy-Live「Joy-Park暫定メンバー決定バトル2/3(2006年02月26日)」

ということでライブ当日のレポなどを書きます。といっても僕は舞台裏でタイムキーパーやったり、出番前の芸人さんを集めたりしていたので、何組の芸人かのネタしか舞台袖で見るだけだったので、ライブレポートというより舞台裏レポートというか、日記として記しておいて今後の反省点としたいと思います。

開演三時間前

家で出番順表を多めに、またスタッフ仕事の割り振り表などを作って、これも多めに印刷して家を出て、なんか最近恒例になってきている阪和線の遅れもあって、午後四時を回った当たりで到着、この時間に今日の出演者で来ていたのはcreative routine workと村橋亮だけ、安心してこの日の配布物とか段取りの確認をしていたら、どんどん今日の出演者が集まってくる。今回はライブの総責任者が、この前にあったFMあまがさきの新人お笑い尼崎大賞に、この日うちのライブにも出演するビルドアップが出ているということで、彼らが遅れる可能性なども考えて付き添いに行ってるので、自分が芸人さんの出席取りをしなくては行けなくなったけど、ほとんどの芸人さんが初対面で、自分は元々インディーズライブとかに顔を出していなかったので、誰かさっぱり分からずに苦労しました。だっていきなり50人ぐらいの初対面の人に挨拶されても顔と名前が覚えきれる訳もなく、後半はいちいち名前を名乗ってから話しかけるようにお願いする。

開演二時間前

仕事の割り振り表に、自分の出番がない時にスタッフ仕事を手伝ってくれる人の名前を書いていく、そんなことをしていたら人の数が大変なことになってしまったので、一時間前に再集合ということを伝えて一部を解散させる、そうしたら責任者から電話がかかってきて、「全出演者の演目の確認をしてください」と連絡、一足遅かった(笑)。その後に集合時間に遅れてきた奴が、責任者がまだ来ていないことを知って、気の抜けた事を言っていたり、スタッフ仕事をするために来ているはずの人が、自分の役割を分かっていなかったり、他のスタッフから信用できるとして推薦されていた人間が、それに答えてくれなさそうな感じで、その後本番に入ってからもそういう仕事っぷりだったのは残念でした。黒川君に見られてなかったら良いと思っていたら大きな間違いだぞ。

開演一時間前

ようやく責任者、そして大舞台を終えてお疲れ様のビルドアップが到着、苦労をねぎらってようやく自分も肩の荷が下りたと思ったら、そろそろ僕が誘っていたお客さんや僕の知人で今日は見に来れないけど楽屋見舞いだけは来て頂いたありがたい方々が少しずつ会場に来られたのでその対応をしていたら、会場に入っても良い時間になったので準備に入るために裏へ入る。

開場

しばらく裏で作業をしていたら、また自分がお誘いしたお客様が来場したので行ったら、受付に長蛇の列が出来ていてビックリする。あわてて客席の方も確認すると立ち見所か廊下にまで人があふれる客入りに驚いて後ろへ行き、事の次第を報告、とにかく場内整理に人をやり、本来舞台裏で使うパイプ椅子を並べたり、後々には廊下の非常口を開放して貰い、そこからも見れるようにするなどの対応をすることになる、演者の皆さんがそれぞれにこの客いりに盛り上がっている中で、スタッフ関係者は開場から溢れているお客さんや立ち見で見切れている方への対応などを、どのタイミングでするかなどを緊急に打ち合わせながら何分か遅れての開演となりました。

開演〜

とにかくお客さんがこの会場のインディーズイベントの前例がないのでというほど入る事態のため、場内整理とか椅子出しなどの伝達をしたいのに、舞台裏と表の伝令係に指名した連中が揃いも揃って持ち場にいないので全く機能せず、結果的に僕や責任者が開演中、それぞれ音響係とタイムキーパーをやりながら駆け回ることになる、その駆けずり回っている横でスタッフとして来たはずの人達が談笑しているのを見たときは、ホンマに蹴りかかってやろうかと思った(笑)。
しかし精神論に聞こえる人もいるかも知れませんが、裏方の仕事を一生懸命手伝ってくれたり、何も出来ないまでも気を配ってくれている人がやっぱりきちんと会場を沸かして、アンケートや投票でも上位に行くなど、やっぱり舞台に対する姿勢というのは、そのまま結果に跳ね返っていることは嬉しいことであり、感動的でした。
しかし今回は演者さんのレベルが格段に上がったこと、前回ダメだった子の中にレベルアップしている子がいたことなども嬉しいことでしたが、やはりお客さんが多かったこと、そして従来のインディーズライブはもちろん、お笑いのライブとは違う客層のお客さんを集めることが出来たことが良かったと思います。かなり主催者サイドとしては恵まれたお客さんに来て頂いたという思いだったのですが、出演者の何人かが「今日の客は重たい」という感想を残していたのは凄く気になりましたが、彼らには共通点があったんですよね、そういう感想を残した子達はほとんどが他のライブでインディーズライブ慣れしている子達ばかりで、こういう客層での経験が浅かった、もっと言うと身内のようなお客さんの前でやることしかなく、そこでの反応だけが常識になってしまっていたのではないかと感じました。袖で少し聞いていただけだったり、客の反応を受け手でしたが、集計結果の開票作業もしましたが、納得の順位が上がってきたのも良かったですし、あまりの会場の盛り上がりを受けてでしょうか、王(きんぐ)さんが急遽出演して頂くことになり、大トリをサプライズゲストで飾って貰ったのも嬉しいことでした。

終演後

この劇場は借りれる時間が短いので、最後はバタバタになって撤収作業をしましたが、ここまで客も多い、演者も多い舞台になると、後片付けや客出しの時間が取れないですね、舞台裏も手狭ですし、このライブの主催者は結構凝ったことをやろうとしているので、舞台裏の手狭さやコンセントの少なさは、今後も大きく不自由しそうなので一回お客さんが入ったからという理由とは別に、会場の移動を考えたいところです。終わってから見に来てくれていた芸人さんからのご挨拶もありがたかったです。最後の帰り際に見に来てくれていたスゴイオモシロイヨさんが次回出演を打診してくれたのも、今回のライブの盛り上がりを受けてということで嬉しいことでした。
しかし今回は僕の知り合いで遠方から来てくれた方、初めてのお笑いライブ鑑賞がこういったインディーズライブという方も多く、本当に感激致しましたし、お客様の方も今回の舞台を良い空気にしてくれて本当に感謝しています。

結果発表

少し順番が違いますが、これが今月の結果になりました。物凄く正直な結果が出たと思いますが、上位に他のインディーズライブに出ている人が少ないのは、このライブのオリジナリティに今後なっていく可能性があり嬉しいことです。一緒に大きくしていきたいです。

  • 出演者紹介

一部ですが、出演者を改めて紹介したいと思います。

ぴっちんぐピッチャー

R-1ぐらんぷりでも毎年大阪予選で活躍されているお二人、ある意味ゲスト的な存在でしたが、特に一番厳しかった時間帯をきちんと沸かせて頂いたのはありがたい限りでした。

ライフライン

本日の一位を取ったコンビですが、アンケートやネットでのレポートなど見ても評判は高く、前回の出演者からの推薦で急遽出演して貰ったそうですが、推薦者の目に狂いがないことも無事に証明しました。

三日月トリオ

今回は次点でした。作業が入ってあまりしっかりとネタを聞けなかったんですが、会場の盛り上がりは裏にも伝わりました。

RJ藤本

学天即

共にM-1グランプリでかたや毎年一回戦を騒がせて敗退しているシモネタブラザーズのリーダー、かたや去年突然現れて準決勝まで上り詰めた謎のアマチュアコンビが、M-1やR-1以外では初めてと言っていいセミプロの舞台だった訳ですが、そういった経験不足を感じさせないものだったと思います。学天即さんに関しては、M-1セミファイナリストの看板が今回は集客には効果があっても、評価という点では邪魔になったかも知れませんが、やっぱりアマチュアでこれだけの舞台が出来るのは凄いことです。RJ藤本さんはR-1二回戦のネタを強化してきましたが、学天即さんもこの次の日の「キタイ花ん」で同じネタを強化してきて驚かせてくれました。

村橋亮

尼崎予選、前回のJoy-Parkと未完成だった部分が今回は完全に完成していた「中島らも漫談」もう素晴らしいとしか言えないわ、彼は本当に16歳なんでしょうか? なぜ中島らもの「ちくわ投げ」を知っているんでしょうか(笑)。お客さんも半分以上、意味は分からずに笑っていたぞ(笑)。

マリッジブルーこうもと

NSC25期生、インディーズライブとかは今回が初めてということでしたが、おそらくNSC卒業してから客前の舞台はこれが初めてという話だったのですが、それを感じさせない爆笑、最後の一ネタがタイムオーバーで出来なかったんですが、タイムキーパーとして最後までさせてあげたかくて仕方なかった、もう泣く泣く音響と照明にタイムオーバーの指示を出しましたよ。しかしこんな人が埋もれているなんて、ホンマ大阪って怖いところです。

ビルドアップ

尼崎大賞ではあまり受けていなかったようですが、その鬱憤を晴らす舞台をしてくれました。学天即はボケの方が声が小さくて聞き取りにくいという唯一のマイナス材料がありますが、こちらは早口すぎて聞こえないところがあるという欠点さえ解消されれば、どんどんこれからも伸びていくでしょうね。

最後にゲスト漫才として前回の合格者三組と、サプライズで王(きんぐ)さんが登場、やっぱりcreative routine workと王は、この中にはいると全然違うなあと、特に王はこんな飛び入り的な参加で、嚠さんがマスク無しだったり、明日の「キタイ花ん」への調整登板丸出しだったにも関わらず、きちんとかっさっていく姿はうちのライブに出ていた子達にも良い刺激になったと思うし、本当に有り難かったです。
このレベルのインディーズライブとしては大成功だったと言えるんでしょうが、それはそれで反省点も多く、新たな課題も見つかりましたが、まずは当日だけは喜んでいられるライブが出来て良かったです。しかしハード面の問題がこんなに早く出てしまうのは嬉しい誤算とも言えるんですが、主催責任者は決断悩むところでしょうね、どう判断してくれるか楽しみです。