西川のりお出版会見、付き人時代書いた

悪いけどその思いとか考えは、全く若い人には伝わらないと思う、重たい話なので病み明けで書くにはしんどそうな話題の気もするので、流し気味に書きますが、結局いまの若い人のほとんどがこういうのを嫌うようになったのは何故かというと、やっぱり親世代の影響、親の教育とか接し方によるもの大きいと思うんですよね、だから実はこういうのが亡くなったのっていうのは、いまの若者の親世代がそういうのを嫌っていたからなくなっていってる訳で、決していまの若者が突然変異したわけではない、そしてそのいまの若者の親世代というのは、実はのりおさんとかさんまさんとかの世代なんですよね。
結局これというのは、のりおさんとかさんまさんとか、文中に出てくるテリー伊藤さんとかは、成功者だしそういう体験を経て出世したから、どうしてもそういうものに対して思いがあるし、ノスタルジィからの美化も入ってる、しかしその一方で同世代の大多数の大人は成功せずに、そういう体験に負のイメージを持ったまま年を取って、人の親になっているとしたら、そういうのを是としない教育方針で、そういうのを受け入れられない子供が育つのは自然なことだと思います。
自分が若い頃の辛い記憶を良いように美化できるだけの成功者であるということをもうちょっと偉そうにメディアで語れる人は自覚した方が良いなと思いました。世間の親は、自分の子供に人生なんて語らないし、語るべきでもないと思ってる人の方が多いんじゃないかなあ、そういう親の方が僕は好きだし、黙っていて伝わることはあると思うし、そういう方が伝わってるという証明じゃないのかな?
あとこういうの読んで思いをはせるのは、やっぱりダウンタウンやトミーズというNSC一期生のこと、ダウンタウンの松ちゃんもトミーズ雅にしても、NSCを卒業したと同時に同期の他の仲間が、一斉に他の師匠に弟子入りしたり、師匠クラスの芸人がやっている野球チームに入ったりしているのを見て、二人とも「悔しかったし、裏切られた」みたいな趣旨の発言をしているんですよね*1、この二人が年を取ってこういう事を言いたくなったときに、どういう発言をするのかというのは結構楽しみだったりしますが、二人とも幼い頃の貧乏体験というのが微妙に勝ってる人だから、そこ中心の話になるとそれはそれで現在とズレまくるんだよなあ(笑)。
ただいま自分たちより数年後輩のNSC卒業生達が、「自分たちには師匠がいないので、師匠がいる人がうらやましい」的な発言をし出しているのは、松ちゃんや雅さんはどんな気持ちで聞いているのかなとは思います。
(nikkansports.com)

これ新しい物好きの松之助師匠のことだから、自分でキーボード叩いて更新している可能性極めて高いと思っているというか、そうあっても不思議ではない人なのが、笑福亭松之助という人だと思っているんですが、2月1日から延々とさんまさんの話が続いていますが、物凄く面白いし、さんまさんのしていた話が裏付け出来るものもあれば、逆のこと話したりしていてなかなか面白いです。両方からの目線で見ると松之助師匠とさんまさんの師弟関係がどうだったのというのが立体的に見えて面白いです。
さんまさんは「最近の芸人は弟子に付かないのがダメ」とか言ってるのに、自分は弟子に取らないのは筋が違ってるなあと思っていたんですが、この松之助師匠のブログを読む限り、やっぱりかなり独特の弟子修業時代だったようですね(笑)。

*1:この二人色々と仲悪いとか言われてるけど、メンタル的にソックリだと僕は思っています。