「第38回キタイ花ん」

前日に後藤レクイエムさんから買ってしまい。ボロボロに疲れていたので行ってしまいました。正直ビーサンバトルぐらいの値段のチケットなら、心おきなく無駄にしていた体調でした(笑)。
注意事項のアナウンスがDr.ハインリッヒというのは反則です、そんなもん絶対に笑います。しかしワッハホールは五歳以下の子も来場できて、それ用のシートが用意されているというのは知らなかった。結構面白そうなライブもそれで入場できるみたいなので、是非とも小さいお子さんがいてお笑いライブを見に行けなくなった方は、是非ともワッハホールのイベントチェックしてみてください。
MCは先月はトーナメントということで、先々月のチャンピオンはビーコードのメンバーになってインディーズライブには出れないので、11月の2位のスゴイオモシロイヨがMC担当。
点数はリアルタイム採点、4以上はビーサンバトルで投票確実、3+〜3は投票圏内ぐらいの基準と見てください。

てっぺん 漫才「いじわるを我慢する」

今までの展開とは違う新趣向で、現時点では完成度低いですが、かなり良い方向に向かっているように思いました。今までのネタの傾向より、こっちの方が僕は好きです。2+

おてもと 漫才「飲み会の幹事が電話予約」

キタイ花ん」初登場、他のインディーズライブで何度も見たネタで、そんなに面白いと思ったことないネタだったんですが、技術の向上の結果だと思うのですが、この日は面白いなと思いましたねえ、間の取り方とかが変わるだけで漫才って本が同じでもこれだけ面白くなるんですね、R-1でも感動しましたが、この時期の芸人さんの技術向上は凄い感動的です。3

スゴイオモシロイヨ 漫才「クレーム処理の達人→彼女がほしい」

一緒に見ていた人は投票していたぐらい評価していましたが、僕はあまり響きませんでした。ただ「くだらない」というのはお笑いを評するにあたって、誉め言葉だなとつくづく思いました。まさにくだらない。2-

よねつ卓 コント「10年後の押尾学プロデューサー」

押尾学が10年後にプロデューサーに転向してデモテープを聴くというネタ、テープを流すネタはイントロが長いのが多かったのは持ち時間がもったいない、個々のボケは良いけど構成の荒さが目立ちました。1+

三線バンド コント「イヌがモーニング娘。のオーディションに来る」

こういう設定って強引に押し切られたり、あしらう為に「とりあえず受けさせるだけ受けさせてみる」という設定になりがちなんですよ、終始審査側が門前払いにするという態度を崩さないという展開にいたのはエライと思いました。受けさせた方がボケの手数増えるんですが、それだとよくある凡庸な物になる訳で、それをしないのは素晴らしいです。3+

幕末てんぐ 漫才「タイミングが難しい」

リレーのバトンの話から、コントに行くようで行かないというのが狙いだったんでしょうか? それ以外も色々と分かりにくかったと思う。1

王(キング) 漫才「引っ越しの挨拶」

M-1の予選でやっていた引っ越しの挨拶ですが、新しいボケが増えていましたが、何度か見たらもういいわというネタですね、初見だと物凄い面白いと思うし、僕も初見の時は爆笑しました。2

Dr.ハインリッヒ 漫才「ミイラにことを気にしている」

自分がミイラになったとき、足を長く見せるために大根を足先に置いて巻いて貰うという、もうこの人達のネタほど説明が難しい、出来たとしても意味がないネタはないなあ(笑)。「指問題」は爆笑。

大脇里村ゼミナール コント「敏腕刑事がDQの世界に入ったら」

世界観が「ドラクエIII」できちんと統一されているのは流石です。アルミラージの下りは彼らの主催イベントの時はもっと受けていたんですがねえ、でもこの設定、このコントはちょっと狙いすぎだとは思う、好きだけど(笑)。4-

ジャンみやがわ 漫談「ビートたけし漫談」

ピコピコハンマーを持って登場、R-1の二回戦で落ちた話や、ショートコントシリーズですが、R-1二回戦会場でもそうでしたが、一番受けてたのは中村獅童のパートでした。これアンケートにも書いたんですが、ハナからビートたけしになりきって登場しているんだから、ショートコントのタイトルでビートたけしさんと敬称を付けるのはヘンだと思う、自分のことを“さん”と言うのはおかしいので、ここはおもいきって、「ショートコント・女風呂を覗くビートたけし」と敬称を付けずに言い切って欲しいです。4

自宅出産 コント「息子が盲腸の手術をしたら、ロボットにされていた」

トリオで父親、ロボットにされた息子、医者のコントでした。1+

クロスバー直撃 コント「サッカー解説」

いよいよクロスバー直撃がコンビ名に則って、サッカー界のストリークの道を歩むのかと期待したのですが、そういう要素は全くなしで肩すかしでしたし、そうでなくても全体的に強引過ぎ、非現実的過ぎなボケと設定に終始してしまい、はっきりいって僕はここ大好きなんですが、この日の圧倒的最下位だったと思います。1-

ザ・ツタンカーメンズ コント「ショートコント・変態」

劣化版というと言いすぎですが、まあライト版・男同士。大川興業テイスト満載でした。1

さかなDVD 漫才「修学旅行の脱衣場でパンツを忘れる」

それを知らせる先生のネタでしたが、ここは普通に漫才コンビとしてのクオリティが高いです。多分ビーサンメンバーに入っても遜色ないでしょう。花岡さんはR-1二回戦でも大健闘していましたし、年内にある程度は結果を出すでしょう。4

繭 漫才「世の中はお金」

タイトルは無理矢理です。内容は後藤君のコンサートに川崎さんが当て振り、僕はここが圧倒的に良かったし、最後の結果発表の時に1位の名前が呼ばれる前には、一緒に見ていた人と「1位は繭だろう」という話になりました。しかし期間限定のユニットでしたが、はだか電球復活に伴って、期限付きだったこのユニットも解散ですが、しかしはだか電球も街の帽子屋さんも繭も帽子屋お松も全てが続いてほしい面白い形だと思います。これ四つともやるという形には出来ないもんかなあ……というのが無責任なファンの願いです。5

天の神様 コント「けん玉ボーイズのラストコンサート」

客とライブ会場のスタッフという設定、個々のボケが面白かっただけに、設定とかオチがなあ、ここも構成でもったいないことをしたクチかな? 3

銀シャリ コント「定食屋さん」

カレーライスだけ大盛りできないとか、50周年の半額キャンペーンの対象外になっているというネタ、凄く面白かったけど一緒に見ていたグループのうちの一人がアンケートで、「もう少し頑張れ」みたいな項目にここの名前を書いていたのも理解できます。ポテンシャルの高さを物凄く感じるだけに、この程度の出来ではもったいないのは確かです。3+

ツジカオルコ コント「モニカ・歌謡ランキング1位になる」

アイドルのモニカ、まあいつも通りです(笑)。4

松本 漫才「犬を飼いたい」

愛犬と飼い主というネタでしたが、うーんスミマセンあんまり印象に残ってないです。1+

夜盗賊団 漫才「流れ星に願い事」

実はここもあんまり覚えていない。少し期待はずれだったことだけは覚えています。あと成瀬さんがグラサンを外して丸刈りになっていて、別人のようになっていました。木村祐一さんソックリ、藤井さんもハロバイの関さん似だし、高原さんも東京の昔からいる芸人さんの誰かに似ているんだよなあ、誰だか思い出せないですが。3-

帽子屋お松 コント「徹子の部屋

歌舞伎役者・中村松之助の「徹子の部屋」、こういうナル入った演技のキャラのほうが、僕は勝新とかのキャラより好きですね、というか勝新は、勝新だけでなくいろんな任侠映画の主役級役者が色々と混ざっているような気もして、あまり好きじゃないです。こういうネタの方が僕は好きですね。4-

集計中のコーナー

夜盗賊団の高原さんが結婚したということで、結婚祝いを送るというコーナー、何をしに出てきたのか分かんなかった後藤レクイエムが終始、色々と細かい演技で持って行ったように僕は思いました。

結果

会場が三組まで投票できるというシステムで、僕はさかなDVDと繭に迷わず○を付けましたが、最後の一組がDr.ハインリッヒ大脇里村ゼミナールジャンみやがわツジカオルコ帽子屋お松で悩みましたが、結局リアルタイム採点で上位のDr.ハインリッヒに投票、ちなみに一緒に見ていた横の人も、さかなDVDと繭にまず○を付けて、最後の一つで悩んでいて、さかなDVDと繭のどちらかが一位だと僕は思っていました。
で、結果は3位がそのさかなDVD、この人達は多分春までにはビーサンに上がって安定した人気を得るんじゃないでしょうか? ルックスが良い上に正統派の漫才で二人とも達者ですし、というかいまのビーサンメンバーの中に入っても充分上位だと思います。2位は王(キング)ですが、僕は今回低評価でしたが、先ほども書いたように初見で見たら絶対に面白いネタですから、これは意外だったけどよく考えれば納得です。で、優勝は繭だろうなあと思ったら、繭の川崎さんの元相方の帽子屋お松さんが12月のトーナメントに続いての連覇でしたが、僕は結構意外でした。それはただ僕が繭の二人を高く評価しすぎというのもあるんですが、お松さんに対しても「お松さんはこんなもんじゃないでしょう、これぐらいで勝たせないでよ」というような思いになってしまう。もっと凄いこと出来る人だという引っかかりがお松さんに対しては出てきています。まあ王の皆さんには申し訳ないけど、王が勝つのならお松さんでいいやとも正直思いました(笑)。
受賞の際には、元相方の繭の川崎さんが一緒に表彰を受けようとするという小ボケがあったりしたのですが、終わってから一緒に見に行ってた人とご飯を食べようとお店に向かっていたら、たまたま元・街の帽子屋さんのお二人がいて、お松さんに「おめでとうございます」と言ったら、川崎さんがそれを受けるというノリが継続していました(笑)。本当に円満解散だったんだなあということを思わせる良いやりとりでほほえましかったです。再々結成の可能性というのは、完全にゼロにしないでほしい二人だなあと思いながら、カレー食べに行きました。