レギュラーのトップ組昇格に見る、大阪吉本の上詰まりすぎ問題

うめだ花月が出来て、お兄さん方を大量に追い出しても、ちっとも上が詰まりすぎで下がなかなか上がってこれない現状が改善されないbaseよしもとですが、その追い出し先のうめだ花月もある特定の世代が過多になっている現状は相変わらずなわけで、はっきりいって売れていない人はおいといても、ある程度の知名度があるレベルの人たちですら供給過多に巻き込まれている現状はあるでしょう。
吉本に若手の才能が集中している現状はあっても、だからといって関西はまだしも東京は吉本に芸人さんの比率がどんどん多くなっても、ある程度事務所枠的なものは守られるわけで、吉本の芸人さんは吉本に割り当てられる枠を大量の芸人で奪い合い、分け合っているわけだから、そりゃ最近の吉本芸人で飛び抜ける人が出てこないのも当然でしょう。正直この辺は分社化したほうが良いと思うんですけどね、吉本の「数は力」の論理がこれからもテレビの世界で通用するかどうかもなかなか微妙だと思うし、むしろいまは若手の育成に置いてそれが足引っ張ってるように見えます。
吉本が寡占している関西は元々それほどの需要が用意されていないわけだし、現在のうめだ組の世代は同時代の芸人が多く生き残っている喜びと苦しみをこれからも当分味あうことになりそうです。
話をbaseに戻すと、やっぱり現状のトップ組とビーイチのあり方に対する、お客さんの不満を和らげないことにはどうしょうもないでしょう。とりあえず固定ファンが絶対に投票するから、どんなことがあってもビーニに落ちることがない人たちと、ビーイチに残るために相当に客に媚びたことをしている人たちがそれぞれ一定数いるビーイチの状況は相当にヤバイでしょう。
やっぱりもうちょっとビーイチとビーニの入れ替え枠を大きくした上で、南海キャンディーズNON STYLE中山功太といった人たちの状況を考えても思うのですが、ある一定期間ビーイチに残留出来た人たちは、どんどんトップ組に上げたり、東京やうめだに移籍させていくべきではないでしょうか。
baseよしもとの問題は、若手のファーム(2軍)として新人が育てばいい場と考えているのか、あくまでbaseは花月などに対するディヴィジョン2の存在として、独立採算性の単館での黒字経営が目的の利益を出すための劇場として機能させたいのかという位置づけが中途半端という所に尽きるんじゃないでしょうか?
だからビーイチに上がらないと単独公演は出来ないとか、育成目的であろう試作がありながらも、経営的・興行的側面からトップ組を徹底的に保護するというダブスタになったりする一方で、とろサーモンマラドーナ、プラスマイナス、ジャルジャル、青空、ママ・レンジといった、単独公演をやれば普通に動員力がありそうな人たちの単独公演が打てなくなっている矛盾は早く決着させてほしいです。
結局次は南キャンかノンスタかという話になるのは目に見えているわけですからね、あとうめだ組の中でうめだ花月のお洒落で豪華な小劇場という雰囲気よりも、baseのライブハウスっぽい雰囲気の方が似合っている人は戻して欲しいなとも思います。若手にとってうめだが一軍でbaseが二軍という形にするのならともかく、現状でやるのならいまのbaseの人でうめだに行かせた方がいい人は山ほどいるし、逆に戻した方がいい人も同じぐらいいると思います。後藤さんとか野爆とかは絶対にbase向きだよなあ。
はてな出張版すいか日記)

(情報元:¥15,000日記