「新喜劇フー!!」
野球中継延長のおかげで、ツールの裏番組だったのが、丁度中継が終わった後に番組が始まることに、「野球中継 フー!!」「中日・阪神戦 フー!!」「最大30分延長 フー!!」 いやあ、めでたい、嬉しい。どっちも無事に録画出来ました。
いまCMで流れた、明日の「爆テン」のハードゲイが郷ひろみの一日付き人って企画だけで爆笑中、絶対に見逃せない。
さて始まりましたが、本編の新喜劇は、無茶苦茶面白かったですが、ランディーズとビッキーズがしっかりと脇を固める感じで、一応主役は住谷正樹、国崎恵美、なかやまきんに君という形でしたが、正直『喜劇王しんべえす』からロザンとキングコングが抜けて、替わりにレイザーラモンが入ったという感じでしたね、美味しいところは須知さんと島木譲二が全部持っていった感、かなり面白かったですが。
この後のネタコーナーでも思いましたが、まあ元ビジリアンの小藪さんは別にしても、いま勢いのある再興の気配の吉本新喜劇において、なかやまきんに君、レイザーラモン、国崎恵美、そしていま本編の新喜劇でも脇をしっかり固めている方々が、かなり素晴らしい事になっていると再確認、いや吉本新喜劇は今田、東野、130Rの頃の栄光を取り戻してますね、しかし今回座長公演をしっかり務めあげた住谷さんの芸の幅の広さは感服、住谷さんは奥深いなあ。え？ 出渕さん？ いやあの人が面白いというのは、関西のお笑いファンはみんな知ってるんだから、気にすることはないですよ、いつか勝手に浮上してきますよ、心配することは何もない。
いやしかし、内場・辻本・石田の次の座長を一人、いや小藪さんを入れると既に二人確保しているというのは、吉本新喜劇は今後強いです。住谷さんときんに君は将来的には吉本新喜劇の枠に収めたくないような気は少ししますが。
しかしこの人たちがまた悪くなりかけていた新喜劇を復興させたのか、新喜劇が良くなったから正直いって島流し的な感があった新喜劇に流された人たちが力を付けて復活したのかは、考えさせられるところです。
というよりは、桑原和男、池乃めだか、井上竜夫がそろそろ年齢的に高齢になってきて、島木譲二が来年還暦ということ考えると、数年のうちに師匠連の一斉退団の上での世代交代の準備に、吉本新喜劇が入っている、そんな準備の一つのように、この公演は思えますね。
で、新喜劇が終わった後に、それぞれのネタをやってくれたのは嬉しかったなあ。
ビンビンボーイズ
なかやまきんに君と住谷正樹（H.G.に非ず）のスペシャルユニットですが、ネタの世界観はどちらかというと、きんにくんの世界観でした。いやでもなかやまきんにくんの最近のネタはなんか凄いです。シュールっていうのは行き着くとベタになるんだとすら思わせる、正直出れば来年のR-1は優勝候補の一人にあげたいぐらい、世界観が良い感じに煮詰まってきています。
伊賀平山
伊賀健二、平山昌雄という吉本新喜劇で現在脇をしっかり固めているユニットコンビ、このレベルでしっかり演技も出来てお笑いネタも出来る人がいるというのは、いままでの新喜劇では意外と無かったことなので、なんか吉本新喜劇がかなり奥深いものになっているなと改めて思いました、それにしても“肉体派”が多くなってるなあ。
HVC
レイザーラモンHGとレイザーラモン出渕、そして吉本新喜劇の前田由梨によるネタですが、早くこういうネタを東京でも出来るようになったらいいなあ、いずどん最高 フー!! 年末のオールザッツも楽しみにしています（笑）。
国崎恵美
残り時間的に今日は国崎さんのネタはないかなと心配していたのですが、しっかりと「恋に恋する女の子」やってくれたのは嬉しかったです。指輪をはめて貰ったように見せるテクニックは見るたびに上達。僕、基本的にこの手のネタはダメなんですが、国崎さんのは面白いなと思うのは、基本的に女芸人さんでこういうネタをやる人は、ネタ中のキャラクターをバカにしていたり、そのシチュエーションに対して、自分も笑いものにしているスタンスなんですが、国崎さんは本当に好きそうにやっているのが良いなあ、正直、いま東京で売れているコント形式、キャラクターなりきりのネタやってる女芸人と比べても、国崎さんはダントツだと思うんですけどね、下品じゃないのが良いよなあということで、新喜劇のスケジュールもあるから難しいですが、「ゲンセキ」でも「笑いの金メダル」でも「エンタの神様」でも何でも良いから、国崎さんのネタも非関西の人に見せたいです。ネタだけなら正直、友近、だいたひかる以外に、現状の他の女ピン芸人で国崎さんより上の人っていないんじゃないかな？
H.G.
今回はどっちかというとレイザーラモンのネタでしたが、それはそれで嬉しいのですが、H.G.単体ネタもせっかくなのでロングヴァージョンので見たかったです。次の放送の時はよろしく。
