ツール・ド・スイス 第3ステージ:スプリントでマクギーが勝利

実況は去年のブエルタからコンビを多く組むようになった、谷口広明さんと市川雅敏さんのコンビ、正直言って僕はこれまで市川雅敏さんの上からな目線の解説とかがハナにつくところがあって好きではなかったのですが、去年のブエルタからサイクルロードレースの実況を始めた(おそらく今年からツールの実況から抜けるのが確実な青嶋アナの穴の補強)谷口さんとのコンビは、先生と生徒みたいな組み合わせに巧くはまって、かなり聞きやすいなあと思います。
あとSaschaさんや白戸太朗さんだと、自転車のギアの話とかしても、二人とも自転車の根本的な知識が深いから、見ているこっちが分からない話でもおいてけぼりでドンドン進んでいくのですが、谷口さんはいちいちきちんと聞いてくれるのが、まだ初心者の域を出ていない自分には有り難いです。
今回はスイスをベースにしていた市川雅敏さんが解説ということもあって、スイスやオーストリアの話がふんだんに出てきて楽しかった、なんかヨーロッパの自転車レースを見るようになってから、いわゆる普通の観光名所とかを紹介する観光番組が物足りなくて仕方ない、今中大介さん、菊田潤一さん、また現役選手の野寺選手や元ファッサボルトロのメカニック・永井孝樹さん、そして我らがクリリンこと栗村修さんと、外国で仕事をしながら生活していた人が語る街の話、国民性の話題、『この角を曲がったところに○○があるんですよ』といった話が出るようなテレビ番組は、もしかしたらサイクルロードレースの中継だけではないでしょうか。
とりあえずオーストリアで『メニューをください』といったら、『メニュー=定食』なので、料理が運ばれて来るというのは覚えた、使い道なさそうですが(笑)。
今日は最後の峠まで完全にTモバイルが支配していて、淡々とした市川さんが言うところの『チームカーの運転手が眠くなる』ようなレースだったので、余計に色々な話が飛び出しました。
そしてゴール前で突然小集団の飛び出しが決まって、スプリンターのチームは何をしていたんだという展開になりながら、リーダージャージのウルリッヒは集団に取り付いてそれで今日の仕事は終わって、最後のスプリントという展開になるかと思ったら、何かあっさりとマクギーに勝ってくださいの展開になって、ちょっと拍子抜けでした(笑)。あとJ SPORTSは今年はボエックラーのことを、トマ・ヴォクレールで統一するんですね、まぎわらしい(笑)。外国の人をカタカナ表記するのは難しいというか、忠実にやるのはほぼ無理なのは競馬ファンの内に覚えたので、毎年近づけようとして替えるよりも、これに決めたでやってくれた方がありがたいんですけどね、まあJ SPORTSヴォクレールで確定するんでしょうね、でも絶対にツール・ド・フランスの中継中にボエックラーっていう人いる(笑)。