「第33回上方お笑い大賞」

話題賞が陣内智則、最優秀技能賞がフットボールアワー林家染二、いまから最優秀新人賞の選考ネタ披露、最終予選に六組残って出番順で、なすなかにし、レギュラー、笑い飯、せんたくばさみ、麒麟、千鳥の順番、事務所の内訳は吉本が四組、松竹が二組だけど、自分はなすなかにしはテクニックはある程度は認めるけどネタが弱すぎると思うし、せんたくばさみは関西の賞レースでは大活躍しているけど、そこまでかなあと前々から思っていたので、吉本勢四組の対決でしょう。
なすなかにしはいつも通り、レギュラーはM-1準決勝の際に「これがレギュラーの限界」と評されたのがよくわかった、もうあるある探検隊は漫才の本ネタとしてやらない方が良いと思う、はっきりいって大会予選のネタの方が面白かったし盛り上がった。
笑い飯は普通よりちょい下の出来、どっちかというとやる気ない時ヴァージョンという感じで、お客さんともあってなかった感じだし、勝負ネタはM-1に取っている感じかな? これだと千鳥や麒麟が普通にやれば笑い飯は勝てないでしょう。はっきりいってこれじゃあ審査員が誰であってもM-1では最終三組に残れないだろう出来でした、まあ笑い飯の本気はM-1だろうからここはこれで良いんだろうけどね、せんたくばさみはネタとちってしまった。この番組はネタ披露の時間がかなり短いみたいなので、こういうコントグループには不利っぽい。
麒麟は武道館マラソンネタ、麒麟も普通。でも千鳥の出来次第では今日は麒麟が最優秀かなあ、千鳥は大悟の田舎ネタ、このネタなら調子よければ千鳥が勝つわ。中世ヨーロッパのネタやらなかったのは、M-1の勝負ネタに取ってあるのかな? でもこれは千鳥が勝たなきゃ嘘だわ、でもこの番組は依然として関西系文化人が審査員だからなあ、まあでも千鳥か麒麟と予想します。
最優秀新人賞は麒麟とまあ一番無難なところに収まりました。M-1の敗者復活戦も頑張れ、というかM-1敗退の良い慰めになれば良いですね。この出来で笑い飯麒麟と競っていたのか、普段の笑い飯見たことないのか、それとも今回の出来だけで判断してなかったのかどっちなんだこの審査員達。
上方お笑い大賞はここ10年ぐらいテレビタレントとしての活躍している人にあげる賞で、辻本茂雄が大賞、審査員特別賞が吉本新喜劇ということで、後から新喜劇やるんでしようね、司会者の西川きよし東野幸治も新喜劇出身というお膳立てだったんですね。しかし吉本新喜劇は「吉本新喜劇やめよっかなキャンペーン」が成功して良かったなあ、結局あのときの新劇団員が新喜劇だけじゃなくて、Wコージといい、キムキム兄さんといい、吉本のいま柱になってるんだもん。