メジロライアンの種牡馬評価

ちょっとだいぶ前のエントリーですが、昨日の種牡馬の話題を知り合いの牧場の人と話をしていた時に、日本の生産者の『舶来信仰と新しい物好き』という話しになった際に、僕が『メジロライアンも2年後ぐらいには種付け頭数一桁になってない?』と聞いたら、『可能性は高い』という返答が帰ってきました。
実際、成績が同じぐらいだったら、輸入種牡馬の方が多く種付けされている状況は昔からありましたし、何より同じ輸入種牡馬であっても例えばだいたい同じような成績のデュラブとスキャンで100頭近い種付け頭数の差が出たり、特に理由もなくいつの間にか不人気になるという状況が多いみたいな話しもされていたので、このあたりの種牡馬人気の凋落の仕方というのは本当に怖いです。
生産者さんも生活がかかってるんだからファンの希望だけを押しつけられないという声もありますが、しかし生産者さんがいま大量に付けているブラックタキシード産駒とかがそんなに馬主さんの購買意欲を沸き立てる種牡馬なのかということも疑問なんですが……。
何年か前にエアダブリン産駒が大量に売れ残ったという話しを聞いた身としては、ブラックタキシード付けるのならダイナコスモスハクタイセイバンブービギンメジロパーマー達にもっとチャンスをあげてほしかったと思います。
この人は『種牡馬の世界にも、ファッション業界みたいに流行仕掛け人みたいなのがいないとダメかもしれない』という主張がどんどん冗談ではなくなっています。