チェコ戦感想集3

多分ラスト。

チェコアイルランド戦に引き続き連敗。アイルランド戦では、プレスが掛からなくて苦戦していましたが、今日はどうだったんでしょうか?
日本は、3バックのほうが、やりやすいということでいいんでしょうか?ジーコの勝利ではなく、これまで苦労してきた国内組が意地を見せたということでいいんでしょうか?
nasastar@アイルランド:勝ったようですね

どうも、あのチェコのプレスが緩いというより無い感じは、日本戦に限ったことではなかったようで、やっぱりチェコはいま根本的に相当悪い感じのようですね、日本戦がたまたま外れの日ではない感じ。こりゃEUROでラトビアへの金星配給はいよいよ現実的になってきました。
後者の問題に関してはid:nanastarさんのコメント欄の発言。

『ディフェンス総入れ替えなのかな、総入れ替えしても、まだ代わりがいるということを誇るべきなのか、それぞれが分断されてしまっているから、ノウハウの蓄積がないことを嘆くべきか。つうか、最初から、意固地にならずに3バックにしていれば、済んだ問題だと思うけど』

というのが全てで、エルゲラ兄弟さんも申していましたが、最初からみんな分かっていたことを気付くのに、2年も歳月をかけたこと、そして本当にまだ気付いてるのか分からないということ(笑)、これはやっぱり相当に痛いですよね。

そういう中で記憶に残っているのは、楢崎の神セーブはもちろんなんだけど、稲本のスッポンマークがすごいと思った。ネドベドに仕事させてなかったよね、前半。見てて安心できるってのはいいもんだなと。
新人さぽ日記:チェコ戦

とにかく楢崎すごすぎ。今日の楢崎の出来だったら冗談抜きで欧州のトップリーグのスタメン争いにだって参加できるんじゃないかと思いますよ。リーガエスパニョーラなんて、攻撃面は間違いなく世界最高レベルな反面、守備面はいまいちなチームが少なからずありますので、そういうとこにいけば普通に活躍できそう。あと、今日の前半は稲本のつぶしが本当によく効いてた。後半になって案の定バテて来た(苦笑)ところを遠藤と交代したタイミングもあれがベストだったと思います。稲本と変えるなら遠藤じゃなくて福西じゃないのか?とは思いましたが。
りんでんばうむ:おいチェコ!!(汗)

toroneiさんも言ってましたが、この2人の評価が見る人によって全然違うみたいです。僕はそんなによかったとは思ってない派ですが、「小野ジャパンだ」みたいに言う人もいるみたいで。稲本は解説の武田氏が褒めちぎってましたねー。実際のところどうなんでしょうかねえ。
Blue Memo:小野と稲本

id:と付けてリンクにしないのなら、おりたと言って欲しいなというのはおいといて(笑)、僕も改めてじっくりと見たけど、まあ稲本も小野もこの程度なら出来るだろうというぐらいでした(笑)。
正直稲本は守備でどれだけ輝いても、攻撃参加で光らないと意味がないと思うので、ネドベドへのハードマークは戸田が受け持って、稲本はどう二列目、三列目から飛び出していくかを見れないと評価しようがないと思っちゃいました。小野はあれでほめてはいけないと思いました。もっと要求するハードルを高めないといけない。
あと楢崎は何度でも言うけど、欧州トップリーグチャンピオンズリーグ常連クラスのビッグチームでGKにお困りのチームからのオファーに限ってお待ち申し上げます。。

(しかし、茶野はちょくちょく甘い守備があったような。致命傷になるかも)
「やってみるさ」:チェコ代表×日本代表

結構みんなほめてたけど、これは僕も同感。茶野は好きだし、代表にずっと呼んで欲しかったけど、ちょっと淡泊すぎる。まあ普段やってるサッカーとのあまりの差に戸惑ったと好意的に解釈していますが(苦笑)。

いや実に、日本代表らしい試合だった気がするなぁ。
……あれ?
…………えーと、この2年間に何の意味も無かった事を実証した試合、て事でいいわけですかね。
ようやく元に戻った、というか、チェコに勝った事そのものは凄いと思うんですけど、その辺りは色々な要素があるとして、なんというか2年前の普通の試合、を見ていたような気分。
……しかし、本来なら意地でも“自分のサッカー”を実証しなければいけない筈のこの時期に、システムからスタメンからほとんど、こだわっていたものとは様変わり、というのはジーコはもう辞めるつもりである、という認識でいいのかなぁ。
〜ものかきの繰り言2004〜:チェコ戦終わって夜が明けて

結構、『ジーコはもう辞めるつもりである』とあの試合を見て思ったというのは、僕の感想に一番近いかもしんない。田中誠がいるという点と、田中誠に『ライン上げるな、一人余れ』と指示したりしていましたが、結局他の選手が自主的にやったことは2年前までの代表のサッカーでしたよね。
それを自分の手柄のように言ったり、しれっとまた自意識過剰なお坊ちゃんを戻して欧州の選手が多いから馴れてる4バックなんて言い出した時が解任のタイミングでしょうね。
『自分が理想としないサッカーでしか結果が出ていない』といって辞めるのがジーコの栄光に一番傷が付かない方法かも知れませんね、今なら本当に今がギリギリでまだ間に合う時でしょう。
あと玉田はともかく、茶野は若手ではないと思います(笑)。

昨日のチェコ戦の勝利でスポーツ新聞をはじめとするマスコミ各社は、またジーコを持ち上げるのかなと思うと少し憂鬱です。
サッカーのある幸せ:監督解任とチェコ戦

最近のオシム監督や反町監督の持ち上げっぷりなどを見ても、『監督スターシステム』みたいなものもあると思うのですが、それ以前の問題として日本のスポーツマスコミにおいて、監督を批判する文化というのが、スポーツ新聞を中心にあんまり存在しないと言うところも要因ではないかともこんな記事を見ていると思ったりします。