タモリとメディア論、上岡龍太郎とメディア論

タモリとえせインテリ - メディア見廻り組

オレのサブカル批判が、どうしても一歩踏み込めないのは、流石にこの時代のことが良く分からないからなんだけど、普段僕が言いたくてもじもじしていることは、ほぼここに集約されていました。

上岡龍太郎はカムバックしなくてよい - メディア見廻り組

でも上岡さんはこういうことに自覚的な人だったと思う、パペポとかで、「いま思いついたことでも、孔子さんが言ってたことにして語る。そうすると上岡龍太郎が考えたことというより、孔子先生の言葉として発言に重みが出る」とか言っちゃてたからなあ(笑)。
ああいうほら吹きオヤジの詭弁や放言を、楽しむ余裕というのは、近年の日本の文化に欠けだしていることだから、僕は重要なことだと思います。タモリさんにしても、80年代に出始めた頃と、そういう意味で受ける側のニュアンス変わってきてるよね。
でもいまそういうことをやろうとしたら、有吉さんか江頭さんみたいな形でしか、世間が受容しなくなっているのかな? という風には、これ書きながら思ってしまった。

笑学百科 (1982年)
笑学百科 (1982年)
posted with amazlet at 11.04.20
小林 信彦
新潮社
売り上げランキング: 746977