ヤマカンに見る近年のオタク系クリエイターの傾向

岡田麿里が『花咲くいろは 3話』を通じてヤマカンこと山本寛に伝えたいこと - 感想考察批評日常

ここ十数年ぐらいの傾向として、まだまだ功成り名を遂げたとはとても言えない前段階のレベルで、才能ではなく人として(老成のような形で)枯れちゃうクリエイターが、アニメだけでなく多すぎる気はしている。
最近僕はTwitter上で、最近の若い(といっても40代後半とかもいるけど)アニメやゲーム系のクリエイターが、一作とか二作ぐらいオタク向けにツーベースぐらいのヒットを出したぐらいで、社会批判とか、自分たちの客であるオタク批判など、トークライブだインタビューでデカイこと言いながら、どんどん寡作になっていくのを見ていると、富野監督や宮崎監督の見習うべき部分を間違えてない? という風には思うし、せめて押井監督程度の実績と信者獲得してからにしようよと思ってしまう。押井監督ですら実績に対して大言叩きすぎと、一部で言われているのに、ちょっと中ヒットを二作か三作出しただけで、大御所の真似しているようなオタク批判は格好悪いよと思うのです。
そんなことを考えていたら、出崎監督の訃報が入ってきて、口を動かしてる暇があったら手を動かせじゃないけれど、作品作れる立場にいる人作品作った方が良いよね。最後まで現役で逝った偉大な監督の訃報を聞くと余計にそう思う。

花咲くいろは 1 [Blu-ray]
ポニーキャニオン (2011-07-20)
売り上げランキング: 37
花咲くいろは 2 [Blu-ray]
ポニーキャニオン (2011-08-17)
売り上げランキング: 85
花咲くいろは 3 [Blu-ray]
ポニーキャニオン (2011-09-21)
売り上げランキング: 91