『M-1グランプリ2010』準決勝と決勝メンバー発表、そして終了宣言

とりあえず当日にツイートした予想を先に紹介しておきます。

準々決勝の評判込みで、今日の勝ち上がり予想。笑い飯銀シャリ、ウーマン、タイマ、磁石、マヂカル、ポイズン、ハライチということにしておきましょう。
Twitter / @おりた: 準々決勝の評判込みで、今日の勝ち上がり予想。笑い飯、 ...

しかしパンクブーブーのことを思いっきり失念していたので、磁石かウーマンと変えたいとかも、すぐ後につぶやいていますが、まあ忘れていたぐらいだから仕方ない。
今回は準決勝から出番順クジを、出場芸人本人が引いていたようで、いきなりナイツがトップを引くという展開だったようで、そして両国という大きなハコに、東西揃えて一本勝負の準決勝、さらに枡席四人組だとお安くなる入場料設定もあってか、Twitterで自分のTL見ていても観に行っていた人が非常に多く、普段そんなにお笑いのことを語っていないような人で、「この人もM-1見に行ってるのか!?」と思うことが度々ありました。
そして結果は次のようになった訳です。

銀シャリ、ピース、カナリアジャルジャル、ハライチ、笑い飯、ナイツ、スリムクラブ

とりあえず銀シャリに安心、ピース、カナリアジャルジャルという並びに愕然、ハライチ、笑い飯、ナイツという常連が続いて、最後のスリムクラブで何もかもぶっ飛んで驚いたといった所でしょうか? とりあえず僕が見聞きした中では、ピース、カナリアは評判が微妙で、ジャルジャル、ナイツは賛否両論というところだったので、かなり意外なことになりましたが、上位三組は笑い飯銀シャリ、ハライチでかなり固そうな決勝メンバーになったと思います。スリムクラブジャルジャルがどこまで引っかき回せるかでしょうが……。まあでも最後にスリムクラブという冒険があったのは嬉しかったかな。久しぶりの冒険的な選出ではありますし。彼等は去年の敗者復活での漫才が、エンタのフランチェン好きな人の期待も、M-1ファンの嗜好もどっちも裏切らない漫才なのがすごかった。是非ともそれこそ引っ掻き回してきて欲しい。知名度的にも芸風的にも9位を恐れる必要のない強みを活かしてほしい。
そしてジャルジャルは、アジアンやプラン9が決勝に残ったときにも感じた、今更かよという思いが拭いきれない。まあそれを言えば銀シャリだって、一年か二年遅い気もするんだけど、ジャルジャルを決勝に上げるのは五年遅いだろという気がしてならない。2005年と2006年の決勝にNON STYLEジャルジャルの姿があったら、この両年は史上最高の大会になっていたろうに、という思いが呼び起こされる。
まあでもこのメンバーなら、一位が笑い飯、二位が銀シャリ、三位がハライチか復活組で、優勝は銀シャリと予想します。笑い飯が最後の最後で優勝って、どうも美しすぎる気がして引っかかるんだよなあ。

M-1グランプリが今年で終了! 紳助「漫才へ恩返しできた」と発展的解消 ニュース-ORICON STYLE-

そんなことを考えていたら、決勝メンバー発表後の記者会見で、今年限りのM-1の終了が発表されたということで、これ準決勝を現地観に行ってたお客さんは、感想をつぶやいたりして携帯でネットしていたら、このニュースを知ったという事で、普通に知った僕たちよりもショッキングだったんじゃないかなあ。しかしM-1の公式サイトやら、局や吉本関係者のコメント見ていると、後継大会はやる気満々のようなのですが、でも発展的解消して、次のプロジェクトにするって、フジテレビもホープ大賞も止めるとき言ってたけど、いまだ何にも始まってないので、どこまで信用できるかどうかは分からないんですが、まあでもよしもとが、こんな金の卵なビジネスモデル簡単に手放すわけがないよな、多分紳助さんや、オートバックスが離れて、参加資格が少し変わってリニューアルかな? コンビ歴制限を外すのは勘弁してもらいたいですが。

功罪あるだろうがM−1廃止は「2番じゃ駄目なんですか?」的な間違った事業仕分けにも思える。お笑いの界のヒエラルキー、上下を無くす運動体でもあった。世間には年末の風物詩でもあった。M−1がないのは、上から読んでも下から読んでも「つまんねぇねんまつ!」
Twitter / @水道橋博士: 功罪あるだろうがM−1廃止は「2番じゃ駄目なんですか ...

全く。ただお笑いファンの中にガチンコ否定の流れはあって、それこそ「二番じゃダメなんですか?」という声が多いのも事実。