あまりにも予定調和なベイスターズ買収交渉の破綻

incomplete blue 2010/10/27 札幌ドームの命名権売却へとか住生活が横浜買収交渉打ち切りだとか

なんかTBSやベイスターズの対応が、最初から売る気がなかったとしか思えない交渉中の条件でしたね、これにハマスタや県知事、市長まで現れて、交渉中に悪者にされるようなことがあったら、そりゃ誰だって逃げ出しますよ。
なんかベイスターズ買い手が見つかりませんでした→一年運営して更に赤字になりました→ということでもう潰すしかないです。ということで球団削減の上での再編というシナリオが再燃、そういう絵を最初から描いてた勢力がいたとしか思えない、酷い交渉といえるのかどうか分からない一連の騒動でした。
まあでもこれも以前の近鉄バッファローズが消滅したときの、球界再編の際に棚上げした問題が、再び芽を出したということでもあって、やっぱりあのときにどうせ大きな血を流してしまったんだから、もっと徹底的に膿は出しておくべきだったのかも知れないけど、日本のNPBファンはNPBファンで、頑固すぎるぐらい現状を顧みない保守的なところがありますからねえ……、今回の交渉でもそういうファンの声がかなり足を引っ張っていたというか、知事やベイ球団幹部といった連中に勢い与えていたのがなあ……。

住生活G副社長、交渉決裂に「諸条件がおりあわなかった」 (産経新聞) - Yahoo!ニュース

そして住生活は、鹿島のスポンサードを強化していくことに方向転換。野球界の災いがサッカー界の福になるという展開になってしまうわけです。