京橋花月の通常公演の感想を読んで

京橋花月 特選花月2部 - 蓼喰ふ虫けらのあこがれ

とりあえずキングコングM-1三回出ていますよ。まあ最初の一回は今となってはプレビュー大会みたいな第一回ではありますが。京橋花月は東京組を外すと、あからさまにbaseからは出されたけど、東京にも花月にもいけない人達ばかりになるから、東京組が豪華メンバーでないと客が入らないのは、それなりに納得できるんですけどね。あとやっぱり団体客のいるいないも大きいのではないだろうか? というか単純にそこのような気がして仕方ない。
笑い飯と千鳥については、まだM-1用のネタはかけないというか、通常公演で一応、劇場の看板みたいになってる芸人が、M-1用のネタを験しで下ろしてくることはない気がする。
キングコングかフルーツポンチかという乱暴な話に、とりあえず話をまとめても良いんだけど、なんか京橋花月って、やつぱりbase卒業生目当ての人達を除くと、あんまり地元大阪の人が見に行ってる劇場、という気はしないんですけどね。元base卒業生目当てのかつてのbase通いしていた人達(現役含む)と、地方からの観光客がメイン層じゃないのかなあ?
あとキングコングだけを目当てにしている人は、あんまり他の人達を見たいと思わない気がする。単独に人は呼べるけど、通常公演の集客の戦力になるタイプじゃない気がする。キングコング見に行きたい人は、多分だけどヘッドライトやファミリーレストランは観たくないと思うもん(笑)。

平日なのにいつ行っても1階席は満席状態のNGKにも、冬の時代があったなんて、知らんかった〜。『笑いの経済学』は読んでみたいです、ありがとうございます。

いやこれは少しこっちが誤解与えたけど、NGKは「やめよっかな新喜劇」のキャンペーンの勢いとか、よしもとツアーズを筆頭として旅行会社との連携が巧くいって、団体客を入れられるようになっていたので、開業当初から大成功していました。しかしいまゲームセンターになってる方の吉本のビルがある場所に、かつてのなんば花月があって、こちらが終盤あんまり良くなかった。その辺をNGKへのリニューアルと新喜劇のキャンペーンで盛り返したという話は、『笑いの経済学』で読めますが、これは多分に客観的資料とは言い難いので、『吉本興業の正体』『吉本興業、カネの成る木の作り方 エディトリアル』の方がオススメですよ。特に前者の本が良いと思います。
とりあえずいま大阪のお笑いを見たい人には、まずTENGEKIを勧めて、お金に余裕がある人ならNGKもというのが、常識的なお笑いコンシエルジュとしてのあり方でしょうね。
最後のNON STYLEに関しては、初見よりも二度目以降の方がネタが面白いというのは、正しい漫才師の形だと思います。年間365日同じネタを舞台にかけて、前に観たときよりも今日観たときの方が面白い。という風に感じさせるのが、劇場に出ている芸人の目指すべきところでしょう。この辺が発想力主義みたい所で、濃いお笑いファンほど理解が薄くなってるけど、ここは声を大にして言いたいですね。劇場に遠方から始めてくる人は、知ってる芸人のテレビでよく見るネタを生で観たいと思ってくるんですからね。

B002ZUSB22NON STYLE LIVE 2009~M-1優勝できました。感謝感謝の1万人動員ツアー~ [DVD]
よしもとアール・アンド・シー 2010-02-24

by G-Tools
B003LOHCQMM-1 グランプリ the BEST 2007 ~ 2009 [DVD]
よしもとアール・アンド・シー 2010-07-21

by G-Tools