第73回講談『日本一亭南陵会』

『日本一亭南陵会』 : 第73回講談『日本一亭南陵会』

旭堂南照 『太閤の風流』
旭堂小二三 『善悪二筋道』
旭堂南半球 『木村の麻風呂敷 〜後編』
旭堂南陵 『間違いの飛び入り相撲』

南照さんは、もう一方の上方講談の一門でも最近多くなった、他の仕事をしながら正式に弟子入りして講談を学んでいる女流講談の方、小二三さん、南半球さんはお馴染みですが、小二三さんは枕でもご自身で喋っていたけど、だいぶ前に僕が見た事あるときよりも、ちょびっとだけ恰幅のある体型になられていた。南陵師匠は後に落語の「花筏」となった一席を原型の上方講談にてお話ししていただきました。
この一門会ももう何度目かになりますが、劇場備え付けの椅子が埋まり、補助椅子が出るのが当たり前になって、お弟子さん達のガンダムや映画やジャズの講談から、掘り起こしたお客さんの姿も散見されるようになり、少しずつではありますが、広がりができているのは外から見ている身ではありますが、大変よろしいことだと思いました。

4336047650番町皿屋敷 (よみがえる講談の世界)
四代目旭堂 南陵
国書刊行会 2006-08

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