日本がU-20ワールドカップ出場権を逃す

布ジャパン、準々決勝で散る...ディフェンス決壊 AFC U19選手権 - footballnet【2ちゃんねるのサッカーニュースまとめ】

まあ批判され続けていた布・牧内体制が、大方の予想通りの敗戦の仕方で、またしても日本の世界大会進出を逃したということで、この二人の責任はもちろんの事ながら、この体制を支持して維持し続けた協会の強化担当の責任者についても、何らかの身の処し方を示すべき事態になったと言えるでしょう。責任取るときに責任を取らないのなら、責任者はいらない。そしてそんな責任者不在の状況を、日本サッカー協会は繰り返し続けるべきではない。
布の試合直後のコメントは完全に選手に責任を転嫁するもので、そりゃその後でインタビューに応えた指宿もぶち切れる。むしろよくあそこで抑えたと褒めてやりたい。宇佐美や指宿が、今回明らかに監督やコーチを信用していなかったのは、出てきたコメントで明らかなことですが、本来ならば「プロの選手が、プロのコーチにリスペクトしないとはどういうことだ」と、叱責して当然のことですが、今回は監督がプロじゃなかったんだから、選手がリスペクトを貫けなかったのは致し方ないでしょう。
日本サッカー協会の若年層の強化は、柔道やバレーボールなど、他の日本スポーツと全く同じ問題を抱えていて、実績や成績は考慮されないで、「継続的な強化が必要」というお題目の下で、前の大会で結果を出せなかったコーチが、次の大会にも引き続き監督として起用されたり、学閥などの協会幹部との舎弟関係で、ポストが決まっていくという、昔ながらの日本サッカーがアマチュアだった頃の悪しき習慣が生きている。
本来ならばこの結果だけでなく、過去の結果も合わせて、布も牧内も協会から叩き出されるべきだし、この二人の任命権者などには、自ら身を律して当然のはずなのに、そんな話は協会どころか、普段からユースにくっついてるような、マスコミ関係者やウオッチャーからも出てこない。あげくの果てには、二世代続いて、世界大会への出場逃しといて、このコーチ陣は間違ってないと、続投すべきという意見まで出てくるようでは、取材対象者との距離感が掴めていないのではないか? という疑念すら持ってしまう。
ちょっと真面目に書くけど、日本人監督と韓国人監督だと、理論などは日本人監督の方が遥かに上っぽいけど、現実主義とモチベーションコントロールの意識が高いこと(巧みというわけではない)というのを感じて、それがどう考えても日本の選手の方が上っぽいのに、世代別で勝てない所だと思っている。というかその辺おろそかにしているのが、選手に馬鹿にされるような事態を引き起こしてるんじゃないの?
とりあえず大事なのは「大会の総括」なんだけど、そんなことが出来たら、こういう事態にはならないわけで、この監督とコーチを任命した奴は協会や協会の端に残っていていくから、責任問題とか、経歴に傷付けられないとか、本当色々ありそうで嫌だ。いっそのこそ「大会の総括」というのは、外注した方が良いかも知れないね、いま沖縄でフラフラしているフランス人とかに、依頼してみるのはどうよ(笑)。
大体、継続性とかいうけど、この路線で何の結果も出せていない。南アフリカの大会もアルゼンチン戦も、布・牧内体制になってからの選手なんていないんだし、三つの国際大会出場を逃している責任は重大で、A代表にも、Jリーグにも繋がってない、まして世界の壁を突破どころか、世界の壁に手をかけるところまでいけてない。そんな一貫性はいらん。
まして今回はJ1クラブからレギュラーの選手を、最初に希望していた選手全員ではないにしても、シーズン中にも関わらず連れて行って結果が出せなかった。ここで責任を問わないのは、Jリーグに対しても示しが付かない。
せめて世代別監督は、プロの監督経験者であってほしい。それは例えば過去の実績がどれだけ悲惨な人でも構わない。プロの選手を指導したことがある、チームを指揮したことがある。サポーターのブーイングに監督が標的にされた経験。こういう経験がある人に代表チームは指揮して貰わなきゃダメだ。
牧内辰也グランパスサンフレッチェでコーチやサテライト監督経験はあるが、プロチームを指揮した経験は無し。布啓一郎については言わずもがな。やはりプロの選手相手に監督したことない指導者が、いきなり代表チームを預かって、プロ契約を結んでいる選手相手に指導させるのが無理な話のように思う。
この試合やユースの試合や体制なども、ザックに見せた方が良いかも知れないね、慌てて下の世代も自分で面倒見るか、自分のスタッフから面倒見せる人を出すと言ってくれるかも知れない。