やる夫達がやしきたかじんと森口博子が「ガンダム嫌い」と言ってたことを擁護する

というタイトルでも良いような気がする。正直こんな状況だったんだから、仕方ないだろう。という風に思う。

泳ぐやる夫シアター やる夫達で語るガンダム砂の十字架

絶対にこれ書いた人は、40代以上のラジオ好きのアニメもお笑いも好きな人なんだろうなあ。いやでもガンダムも当時のたかじんもどっちもファンの俺にとっては、こんなバランス取れたものを残しくれるのは、心からありがたいと思います。
たかじんが色んな所で話している、この曲に関するエピソードを総合すると、このスレでも紹介されているように、このオープニングを唄うにあたって、キングレコードに色々と騙されたというのもあるのと、あと最初の劇場版の際に、たかじんは富野監督と二人でかなりキャンペーン回らされているんですよね、その際に相当虐められたというか、このスレの中でも紹介されているようなことを、富野から延々言われ続けていたらしいので、まあそりゃ嫌っても仕方ないかなあと思う訳です。それにたかじんキングレコードとの契約が切れるの決まっていたから、この仕事は別に次にも続かない訳ですしね、最後に一枚オリジナルアルバムを出せるというバーターでしかないから、ここで『砂の十字架』が何十万枚売れても、次に繋がる実績になり得ないのは確定しているから、売上げへの感謝をする筋合いがない。
では富野由悠季はどうして、たかじんにそんな不遜な態度を取ったのか? ということですが、これに関しては富野さんのパーソナリティを知る僕らは何となく分かるところもあるし、たかじんの番組に岡田斗司夫が出たときに、この話になったときに、「富野監督は人生最大の天狗期だった時期だから、許してあげてくれ」と、オタク界を代表して述べていましたが、富野監督がそう言う人という以外の理由もあると思うのです。
それは富野監督は今も昔も、谷村新司の大ファンらしいんですよね、だからガンダムの劇場化にあたって、富野監督が出した希望の一つに「主題歌は谷村新司」というものだったらしいんですよ。ところが谷村新司は曲を作っただけで、唄ってくれなかった。表向きはガンダムの音楽関係の権利はキングレコード、当時の谷村新司東芝EMIの所属アーティストということだけど、もしかしたら谷村新司も自分が唄うのは嫌がったのかも知れない。ただそれを匂わすことはスレでも紹介されている通りです。ということで所属事務所の弟分で、キングレコード所属のやしかきたかじんという無名の歌手が、ガンダムの劇場版の主題歌を唄うことになった。
それが富野由悠季にとって面白くないことだった、というのは当時「人生最大の天狗状態」というのを考えると、容易に想像できるんですよね。「なんで僕の人生における、最高の晴れの舞台の作品で、なんでこんなどこの馬の骨とも知らない子が、主題歌を唄うのよ、谷村新司じゃなかったの」という風に思っていたんじゃねえの? というのが客観的証拠を積み重ねた結果による分析なんですが、いかがなもんでしょうか?(笑)
たかじんは別にガンダムやアニメファンが嫌いなんじゃなくて、キングレコードが嫌いで、富野由悠季が大嫌いで、この曲のことを言われるのが嫌だった。というのはどうも最近になって、たかじんが色々と消化できたのか、この曲の話をしてくれるようになったので、分かったことが多いんですよね。多くを語らなかったせいで、単にたかじんが『ガンダム』を馬鹿にしていて、アニソンを唄ったことを恥と思っている。ということしか語られていなかった時期が長かった。だからたかじんが色々と吹っ切れて話してくれるようになって、色々と真実が見えてきたわけです。いやー『東京』がヒットしてくれて良かったねえ(笑)。そして『スターチルドレン』は名曲だと思います。
ついでに森口博子についても、詳しく説明してくれていますが、正直、森口博子ガンダムに感謝する暇があったら、もっと『夢がMORI MORI』に感謝する方が良いと思います。実際二回目以降の紅白は、完全にガンダムじゃなく、夢MORIのおかげだしなあ。千原せいじの名言が心に染みるわ(涙)。玉置成美もいたよなー。
とりあえずやしきたかじん森口博子ガンダムファンが叩く筋合いはない。というのは、声を大にして言いたいです。森口博子の「ジークオン!」事件については、ぴろこがガンダムに寄生して食っていくという決断して以後の事件なので、一切弁護できないけどな。
いやでもやっぱりええねん、『Zガンダム』にも『F91』にもそんなシーンあらへんねん、だから別にそんなん知らんでもええんや。ぴろこは自分が主題歌唄ってる作品についてはちゃんと理解してるに決まってるねんやんかいさー。