いま日本人に最も必要な力は想像力かもしれない

Twitter / 山内太地: 30歳ぐらいで年収1000万円の人、社長の人、有名な ...

30歳ぐらいで年収1000万円の人、社長の人、有名な会社で悪くない地位の人、公務員の人は、多くの同級生が低所得や非正規雇用で苦しい生活をしているのを、「あいつらがバカ」とは思わないで、自分たちの世代の社会の問題だと考えてほしい。

社会問題というのを考えることが、愚かなこと、格好悪いことという時代が続いたけど、いつ自分のみに跳ね返るか分からない。社会が崩壊すれば、いまの自分の恵まれた環境が、外的要素でいつ崩れるか分からない。という想像力は働かせておいた方が良いんでしょうね。

若者「自身の収入のみで生活」・・・44% 厚労省調査 < 社会・個人 | 山師ニュース\(^o^)/

もう数字がはっきり表れてるんだから
自己責任論なんて言ってる奴は工作員なんだろう
ここまでになってしまっては個人の問題にすりかえるのは
苦しいにもほどがあるのにね

自己責任とか甘えとかいってる人達は、他の人が具体例やデータ挙げてるの、全く見ないで自分のいいたいことだけ言ってるんだろうか、まあそういう人がワイドショーやら討論番組にも、沢山いるのも事実なんですが。
あと若者の中に、国の破綻を期待しているという声が出始めているというのは、かなりリアルなマインドのように思える。まず高見からこの状況を見ている連中を、全て同じスタートラインにしてやりたいという要求はあって当然。

Twitter / すなふきん: よく「雇用のミスマッチ」で人手不足の業界もあるとかい ...

よく「雇用のミスマッチ」で人手不足の業界もあるとかいうけどあれっておかしくないか?それは「この不況の中でさえ人が寄り付かない職場」というのがいかに条件が悪いかというだけであって、市場原理に則ればそれは当たり前の話だろう。

「選ぶなんて贅沢いうな」「我慢が足りない」など、汎用若者批判で、この問題を片付けるのは、いかに想像力に欠けたことか良く分かる。

六畳日記 sometimes i feel like....

生活保護費を働かない人たちに出すのはおかしい。生活保護費が膨張するのは問題だ。カットするべきだ」
「精神病に罹るのは当人の意識の問題も大きいと思うし、すぐに潰れるようなやつは使い物にならない」
「公園にいるホームレスは不衛生だし犯罪の温床だ。すぐにたたき出すべきだし、そこで生きる権利とか、義務も果たさないでどうこう言う『支援者』は偽善者だ」

◆取り立ててお粗末な輩がこういうことを口走ってるんじゃない。会社の中にいたら「さわやかで物腰の柔らかな若手営業マン」とか、「気遣いができて仕事の整理が早く、対人能力の高い総務の女性」みたいな立ち位置にいる人の口から出る台詞がこんなんだったりするんですよ。

そして、彼ら一人一人は大体育ちがよくて、気立てもいい。でも、自分たちと違う家庭、違う環境、違う境遇、違う人生を生きて育ってきた人たちがいるということを理解できていない。そして、人生とは実に流動的で、自らの力が及ばず誰かの助けを待つ状態に自分もなるかもしれないという人生の怖さもまるで想像できていない。

いやだから自己責任論を含めて、想像力の無さというのが、かなり恐ろしい段階まで来ているよね。いまの日本を苦しめてる連中は、間違いなく思いやりがない人達ではなく、想像力のない連中なんでしょう。
悪気がないのが一番タチ悪いというけれども、まさに現在の若者の貧困問題が解決されないのは、年寄りの問題や利権の問題もあるけど、悪気無くこの問題に手を付けることを拒否するマインドが、状況を日々刻々と悪くしている。

4750330213若者と貧困(若者の希望と社会3)
湯浅誠 冨樫匡孝 上間陽子 仁平典宏
明石書店 2009-07-28

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