地上派のサッカー番組に不満がある人は、「我慢」か「スカパー!」を選ぼう

Twitterとかブクマ見ていると、民放のサッカー番組が、バラエティノリが過ぎるなんて、いまに始まったことでないのに、真面目に怒ってる人が多いのが解せない。それが不満な人はNHKとBSとスカパーだけ見てればいいのに。BSやスカパーはともかく、NHKはどこの家庭でも見られるのに、NHK見ないで民放見てる方が悪いよ。
明石家さんまに対する不満も多いけど、さんまとかとんねるずの時代は、バラエティにしなかったらサッカーなんて、テレビで欠片も扱って貰えなかった時代なんだから、そういう時代からサッカーをテレビで扱っていた人達については、許してやれよというか、我慢しろよと思う。大体そこで世代交代したからといって、さんまや木梨より能力の低い連中が、同じようにバラエティノリでやるだけなんだから、間違っても平畠さんが司会することは、残念ながら地上派では無いんだから(笑)。さんまさんは世代が変わって、色んなテレビで真剣にサッカーしていた時代を知らない世代が増えた事の不満は、フランスワールドカップの前後からボヤいていたけど、この時期からコクナイサッカーに対する意欲や興味が、明らかに失われたよね。それまではフジの番組で、ナビスコの優勝予想とかもしていたけど、フランス大会の前ぐらいから、ラモスや都並から世代交代した日本代表がワールドカップに辿り着けたことに、かなり心中複雑みたいなこと言ってたので、その辺でかなり日本代表への関わり方がかわったっぽい。『さんまのまんま』で中田英寿に、「(さんまの)日本サッカーへの貢献なんて知らない」みたいなこと言われた時も、本気でショック受けてたみたいだった。
もう一つ思い出したのは、さんまと徳永英明が、98年の春ぐらいに特番で代表について語るコーナーがあって、二人でボードに予想スタメンとか出していってたけど、徳永英明は小野や市川を代表に推していたけど、さんまさんは若いヤツに経験積ませることで枠埋めるのなら、都並やラモスのようなベテラン功労者を入れてやってほしい。という感じのトークで、全く噛み合ってなかったのを思い出した。
この直後に徳永英明は、病気ですぐに降板したけど、TBSの『SUPER SOCCER』の司会者になって、さんまはミーハー路線になったのは、貴重なターニングポイントの番組だったなと思いました。
もう一度繰り返す事になりますが、地上派のサッカー番組がバラエティなのは、今日に始まった事ではないんだから、いい加減に我慢するか、スカパー!やBSと契約するか決めるべきでしょう。不満があるのならお金を払って良い番組作りに貢献する方に回ればいいし、それが出来ないのなら「我慢しなさい」というしかない。というかサッカー好きならスカパー!入ろうよ。
しかしフジテレビと日本テレビという、昔からサッカー取り扱っていた局のサッカー番組が、格段に質が低いというのは悲しい事ではありますが、まあでも日テレではっちゃけているトルシエ見るのは、それはそれで楽しい事ですけどね(笑)、トルシエの日テレのさんまの番組に出てる時のテンション、昨日から誰かに似ていると思ったんだけど、ようやく思い出した。あれはモネールと同じ波長のテンションだわ。

やはり基準を理解できていなかった日本選手たち - 石井紘人のJOURNAL Referee〜週刊審判批評 - Soccer Journal(サッカージャーナル)

それにしても地上派でも、フリーでやってるその分野の専門のアナウンサーを、五輪やワールドカップで起用してくれないものかな、局アナにとっては利権だから、手放せないのは理解しているけどさ。
しかしさんまさんとか、木梨さんとか、JSL時代からの功労を考えたら、いまの潤っているサッカー界の利権に、全然群がろうとしていないと思うんだけどなあ。

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山本浩 倉敷保雄

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