2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会 グループA第1節「ウルグアイ vs フランス」

ワールドカップ「フランス対ウルグアイ」超雑感 doroguba*footballcolumn*

フォルランが頼れるチームの柱となったウルグアイと、アンリのハンドと自称・名将の迷采配でおなじみのフランスの試合、さすがにウルグアイ国歌はプレイオフの時のバージョンではなかったですが、とりあえず試合はもちろん、「西村!! 西村!!」という主審へのエールも込めての観戦となりました。
開幕戦が良すぎたのもあるけど、試合は全体的に物足りない感じで、それが主にフランスのほうに問題を見つけられる試合でした。フランスはジダンがいなくなり、アンリがベンチになってるのに、基本的にジダンやアンリ、マケレレがいた頃のサッカーを、そのままやっているんだから、それは無理ってものというか、グルキュフに負担が大きすぎる。こんなんでジダンと比較されて叩かれるのは、グルキュフがあまりにも気の毒です。
ハーフタイムで、野々村芳和が「フランスの方が優勢に進めています」といって、あまり他の出演者に同意を得られてなかったけど、フランスの方が攻めてはいるけども、試合のペースはウルグアイが握っていて、完全にフランスはボールを持たされてる、攻めさせられているという試合展開だった。
フランスは何人かの選手しかプレイしていない感じがした。リベリ、グルキュフ、エブラぐらいしか目立ってなかっていなくて、半分以上の選手が消えているような内容でした。
一方のウルグアイはボールを奪っても慌てずに、唯一の攻撃の狙いである、守備の裏を付く動きのFWにボールを送る、コンセプトが一貫していて落ち着いていて、慌てない急がないという、大人なサッカーをする良いチームです。「守備しているだけじゃ勝てない」なんてことは、誰一人も言わなさそう。
そんな中で10人になってウルグアイはもう誰も攻撃しようとしてない。こんなスコアレスドローでいいやという、ハーフコートのゲームを、日本が出来るようになる日が来るんだろうか? でもウルグアイは早々に10人になったおかげで、守備に徹するリアリズムに考えを切り替えたから、勝ち点1を拾えてラッキーだった、という見方をする人はいるでしょうが、この試合はウルグアイが10人になって、守備に専念したおかげで得したのは、フランスの方だったと思われる。
試合後のオシムトルシエの解説は面白かったけど、オシムトルシエも通訳のペースを無視して喋りまくる上に、司会の野々村さんも、通訳を介したインタビューに慣れていない上に、元々相手のコメント中に、発言を切って次の質問をしてくるタイプだから、かなり会話の進行が見ている人にも、喋っている当事者にも、ストレスが溜まるやり取りが続いていたように見えました。
それでもトルシエのコメント中に、それを聞いて待ってるオシムの絵面の圧力の高さ(笑)、そしてオシムのいつまでも喋り続ける姿勢には、トルシエの通訳さんが驚いて笑ってたのが印象的でした(笑)。
あとスカパーの『デイリーハイライト』は、主に『Foot!』チームが出演者のようですが、番組のサブタイトルの「ジャンルカなう」という、完全に今回の大会の中継を、ジャンルカに捧げる思いに感動しました。なんで『デイリーニュース』はうじきつよしなんだよ。

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船山紘良 国歌

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