『FIFAワールドカップ 記憶に残る名勝負 1986年メキシコ大会準々決勝』

つまりあのマラドーナの「神の手」と「五人抜き」のアルゼンチンとイングランドの一戦を、当時の実況と解説で、地上波で再放送という酔狂な企画を、NHKがワールドカップを前にやってくれました。実況は当然のことながら山本浩アナで、解説は岡野俊一郎、現在の日本サッカー協会最高顧問です。
試合は映像の質なども含めて、「あー昔のサッカー中継ってこんなんだったなあ」というのもあるし、選手交代枠、審判の国籍や地域が揃ってないとか、シミュレーションのルールがないとか、交代枠が少ないとか、いまとの大きな違いが興味深かったわけですが、マラドーナを筆頭に、アルゼンチンの選手がペナルティエリア内で、バタバタとすぐにダイブしていたのは、最初すごい驚いた。TwitterのTLでは、神の手と五人抜きの際には、その反応で埋まっていましたが、五人抜きの後では、この試合の話題がパッタリと無くなって、あそこで試合終了の雰囲気になってました(笑)。
しかし山本浩アナウンサーの実況も凄かったけど、岡野さんの冷静で落ち着いた解説は凄い、あの「神の手」の直後でも、淡々と「アルゼンチンはここまで押していたから、別に良いんじゃない?」みたいなこと言ってたし(笑)。マラドーナが「神の手」なら、まさに岡野俊一郎の解説も「神の目線」だった。あんな人が日本サッカー協会の長だった時期に、日本代表が最高の結果を残したのも当然だと思いました。
マラドーナは、代名詞となったこの試合の二つのプレイ以外にも、後頭部をおもいっきりぶつけた後も、すぐに立ち上がって猛然とダッシュしてたのが、凄く印象に残るプレイでした。

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