ラモス瑠偉大いに語る

スポーツナビ | サッカー|Jリーグ|世界最強チームに挑戦!|“カリオカ”が語る日本の魂、そしてプロとは(1/3)

現役時代は読売(クラブ)、そしてヴェルディでプレーしていましたが、われわれは本当にプロ意識が高くて、わがままだったかもしれませんが、あまり監督に負担はかからなかったかなと。プロフェッショナルな選手たちがいれば、監督という仕事はそんなに難しくはないなと思っています。

これはいま放送している『FAIRPLAYの記憶』でも言ってたけど、松木安太郎さんに感想求めたいよな(笑)。

プロフェッショナル(な選手)と一緒にやったからです。特に土屋(征夫)とか服部(年宏)とか(湘南)ベルマーレでやっていた佐藤悠介とか。日本代表経験のある名波(浩)も来てくれたしね。彼らは僕がやろうとしていることを理解してくれるし、それを若手に伝えてくれる。だからやりやすかったですね。

この辺のことはラモスの最近の定番トークになっている。それだけいまの若手偏重、ベテラン軽視の日本サッカー界の風潮に、言いたいことが貯まってるんでしょうね。

でも今の若い選手は監督に対するリスペクトがないですね。だから伸びないんですよ。

自己主張と、監督をリスペクトしないのは違うもんな。

フロント、サポーター、マスコミは、試合に負けたら監督の責任と言うんですけど、僕は「選手が責任をもってプレーしろ」と言いたい。「個人のくだらないミスで、なぜ僕が責任を取らなければいけないの?」と思いますね。これが日本のフロントの甘いところ。フロントは(選手に対して)厳しく接しないとダメ。

フロントと監督と選手で、責任の範囲が曖昧というか、本来フロントの責任であることが選手のせいになつたり、選手の責任が監督になったり、というようなことは良くあるように思うことはある。それは責任を求める先が違うんじゃない? という感じは外で見ていても多くあるように思う。

だから先輩やベテランに対するリスペクトがないんですよ。

一時期、Jリーグ以前というのが、無かったことのようにしていたのが拙かったよね。

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ラモス瑠偉

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