若者は完全に音楽配信に切り替わっている

「世代を超えて 坂本冬美さん「開花」」:イザ!

坂本冬美『また君に恋してる』が、音楽配信のランキングで一位になってるけど、あれは若者が買ってるという証拠なんだよな。
ちょっと話は変わったけど、少し前に気になったこと。

aikoは売れてはいるものの、楽曲発信の仕方については気難しいっぽくて、
ベスト盤を出す気配もなければPCでの配信も行ってないので、
彼女自身の売り上げ拡大もなかなか大変といえば大変だし。
Waste Of Pops 80s-90s|カバー曲・消えたバンド・ニュース

ここに出てくる固有名詞のアーティストをディスるつもりではないので、ただ良い例として使わせてもらうだけなので、色々とご容赦してください。
aikoに関しての実際は分からないけども、アーティストの中にあからさまに、ベストアルバムや音楽配信についてネガティヴな姿勢を隠さない人がいます。アーティストの発言力が強くなるのは、良いことだと思う考えの方の人だけど、日頃自分の音楽を市場に届ける仕事してくれる人たちが、ヒイヒイ言ってる中で、アーティストが自分のこだわりを優先していて、やれ身売りだ、やれリストラだという話をしている、レコード会社を尻目にしているというのは、商売倫理的にどうなんだろうか? という風に思うのです。
いやこれがアングラやインディーズでやってるアーティストなら、何の問題もないですよ。でも大手の流通とかに作品をのせることで、メジャーアーティストとして活躍して、お金儲けが出来てる人たちが、レコード会社が窮している時に、相手の都合に合わせてあげないのも、酷い話のように思うのです。
タイアップ全盛になる前の90年代CDが売れなかった頃に、明石家さんまがラジオで、「音楽業界はレコードが売れなくて困っているのなら、ユーミンも(もう解散していたけど、小田和正って言いたかったんだと思う)オフコースも、テレビの音楽番組に出て、音楽業界全体を盛り上げてあげたらいいのに、音楽業界困ってるんだから、拘ってる場合じゃない」という話をしていましたけど、それに近いことを感じています。
あと本当に好きな人は、配信ではなくベストアルバムでもなく、音盤を、オリジナルアルバムを買ってくれるというのは、幻想だと思います。レコードとCDの切り替わりの時期で、家にラジカセがなかった時代って、カセットテープで販売していない曲や、カセットテープにダビングできる環境にある知り合いが、その曲を持っていなかったら、みんな諦めていたし、それこそテレビの前にラジカセおいて録音していたものや、ラジオのエアチェックで我慢していた時代があったのを、忘れてはいけないです。昔の人もみんながみんな音盤にこだわっていたわけじゃない。

Love Songs~また君に恋してる~Love Songs~また君に恋してる~

坂本冬美ベスト 凛 40周年記念ベストアルバム テーマ・ソング コレクション~また君に恋してる~(DVD付) VOCALIST4(初回限定盤B)(CD13曲+ボーナストラック1曲収録) 男と女2 TERRA2

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