2010/02/27 テレビ〜『トリビアの泉』のスタッフの方が、『めちゃイケ』のスタッフよりテレビを愛していると分かった日

『めちゃ2イケてるッ！』2010年2月27日放送分

今日の『めちゃイケ』はあの番組の傲慢と偽善と欺瞞が濃縮された、とっても醜悪なものでしたね。この番組はこういう企画に、笑いなのか感動なのか、心で舌出してるのかわかんないけど、何らかの意味があると思っているところが痛い。パロディするときは、パロディの元をバカにしてはダメ、侮っていてはダメという基本が、この番組作っている人は分かってないよなあ。NHKはこのパロディの仕方に抗議しても良い。BPOに反論している番組企画なんだろうけど、この内容にBPOからの抗議が来ても良いぐらいだ。とりあえずこの番組が、本気で自分たちはいじめられっ子にメッセージを送っているということは分かった。でもその姿勢が傲慢だと思うし、あの番組の理屈っていじめっ子の側の正義です。典型的ないじめられている子にも原因がある発想、正直黙っていてくれた方がありがたい。ｃそんなことを思っていたら、結構「BPOと戦うめちゃイケ頑張れ」とか「表現者としての意地を見せた」というような、喝采が結構あることに驚いた。泣いたとかいうアーティスト業の方もいて、おいおいおい、という気持ちになりました。反体制ごっこが表現者の商売として成立したのは、70年代までですよ。パロディとしても90年代にはもう成立していないよ。これで覚悟を示せたとか言う連中は、僕にはどんなおめでたい表現万能論者だと思います。

『トリビアの泉へぇへぇの種で大満開　久しぶりにやったらギネスまでとっちゃったよSP』

まずいきなり最初から、なんという東映動画の無駄遣いで、風が吹いたら麦わらを脱いでるのに、風が吹いたら頭を押さえるタモさんに作画に爆笑。もう早速、せんとくんの無駄遣い。アメリカの本職SPの無駄遣い。ドッチボールでの校長一人になってからの方が逃げられていたり、アメリカ人の負けず嫌いなど、最高におかしかった。巨大マッチのネタは、なんかご神体を燃やしているような荘厳さがあったよ（笑）。
他にもこんな企画に巻き込まれるのなら、テレビ局のスタッフになんてなりたくないと思わせるようなドッキリ企画など、こういう笑える酷さを、『ロケみつ』のスタッフには見習って欲しい。いや同じ事やってるつもりなのかもしれんけど、『ロケみつ』に限らず、大阪の番組や『めちゃイケ』とかは出来ていない。
そんなことを考えていたら、フジテレビの番組で連続して、まさかの『NHKプロフェッショナル』のパロディ二連発だよ（笑）。しかもどう考えても『めちゃイケ』の一時間より、このワンコーナーのほうがレベル高いですよ（笑）。もうフジテレビの違うチームが、めちゃイケがあれやってることに気付いて、嫌がらせしたのか？とでも言いたくなるような酷い並びだ（笑）。
元ネタへのリスペクト、対象へのリスペクトがトリビアの方にはあったし、番組スタッフのテレビバラエティに対する愛の深さの違いのように思えた。いや『めちゃイケ』のほうは、もう自分たちの殻に籠もってしまっていた。テレビやお笑いじゃなく、『めちゃイケ』が好きな人たちが、そこに閉じこもっていることを、『トリビアの泉』の良質なパロディを見せられて思い知らされました。

『エンタの神様』2010年2月27日放送分

とりあえずエンタが無くなって、テレビで阿蘇山大噴火の法廷漫談が見られなくなるのは、心から寂しいと思う。これとオジオズ篠宮のネタが見れなくなるだけで、エンタはやっぱり続いて欲しいと思うよ。

『爆笑レッドカーペット』2010年2月27日放送分

R-1ファイナリストやザ・パンチ、チョコレートプラネット、ザ・ゴールデンゴールデンがレベルの高いネタを披露しましたし、大阪勢のたいよう、女と男も大活躍、特に女と男はカムバックにも呼ばれて、ジャングルポケットとどっちがカムバック賞か？というぐらいの出来だったのですが、今回は天津木村の素晴らしくクオリティの低いモノマネエロ詩吟。そしてレッドカーペット賞の庄司智春に尽きましたね。いや庄司さんは相方を品川さんからミキティに変えてから、一気に確変しましたよ（笑）。