「細かに思えば、江戸の日本橋より、唐、阿蘭陀まで境なしの水路なり」
沖縄は東アジアにおける平和と安全の象徴の島となる - nagonaguの日記
ブクマコメの呑気な人たちも含めて言うけど、中国が琉球列島の領有権をこっそりと主張していることを分かってるんだろうか? アメリカにとって外側の防波堤であり、中国も内側の防波堤にしたいと考えている日本列島は、現状で日本人の意志では残念ながら決められないことだよ。日本列島を平和と安全の象徴にするには、アメリカと中国の都合が決めることなんですよ。
日本は陸地で国境面していないから、なかなか感覚的に掴みにくいのですが、海を挟んでアメリカ、ロシア、中国という超大国三国全てに、唯一隣接しているという、地政学上とんでもないバランスに位置していることを忘れてはいけない。近所にジャイアンとブタゴリラとカバ夫が住んでるのに、我が家にはパーマンもドラえもんもいない。そんなのび太くんでどうやっていくのか、その辺をもう少し深く考えて欲しい。
ということで冒頭の林子平の『海国兵談』の有名な一文を記事タイトルとして、改めて日本の国防を思うのでした。17世紀から日本人の危機意識の欠如は変わっていないようです。
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