小野剛のスカウティングレポートで見えた岡田ジャパンの問題点

僕はオランダ戦で岡田監督は見切ってるんだけど、あれで評価上げている人が多いのを、東アジア選手権きっかけで知ってビックリしてる。あの試合はあのサッカーがどんなに成熟しても、オランダには絶対に勝てないことを露呈したと思ってみていた。というより成熟のしようがない、根性竹槍玉砕サッカーで、前半はオランダがそれに面食らってただけじゃないの?

泳ぐやる夫シアター やる夫で学ぶフットボールの歴史  番外編8

いいとこ取りしようとして失敗、猿真似していればいいのに、変に工夫して自爆というのは、サッカーとかスポーツだけでなく、色んな所で見かけることだけど、この分析を読んで改めて、これはひどいと言わざるを得ないサッカーしてることを思い知らされた。

プレッシングを優先するならポジションを固定するべきだお。
いい所取りしようたって、そんな甘くないお。
(AAはズレたので省略)

改めてこうやって言われると、甘いこと考えてるんだなあと、思い知らされるわ。
しかしこのシリーズと番外編を読んでいると、日本人の一番の問題は戦術理解度であるというのが、また改めて良く分かるし。それを指導する側も良く分かっていない上に、「日本人は組織サッカーは上達している」という誤解だけが浸透しているから、やれると思っているし、やろうとしていることが正しいとも思ってしまう。またそれでアジアレベルでは通用してしまう。という何この悪循環よ。
オフト、トルシエオシムの三人はやり方に違いはあれど、同じ方向から同じ結果を目指していたことが分かるし、ジーコは真逆の方向から向かっていたけど、目指していたことや日本の問題点については、同じ認識があったんだなと言うのが分かる。当時はあまりにも逆方向から切り込んだ上に、結果も出ていなかったから良く分かっていなかったけど、戦術理解がない、戦術を守らない、分かっても出来ないところを、どう規律を守らせることで改善していったオフトとトルシエ、戦術理解力を上げることに着手したオシム、そして戦術が理解できないのなら、最初から与えないというブラジル流でやろうとしたジーコときて、高度な戦術をもたらしているつもりで、戦術が理解できていると誤解しているようでは、そりゃ修正なんて出来ないよなあ。
しかも岡田ジャパンは進化している。進化していてもアマチュア以下レベルとか、いやもうねえ分析の過程が納得できるものだけに、この結論が出てくる理屈がしっかりしているだけに、より切ないものを感じてしまいます。

泳ぐやる夫シアター やる夫で学ぶフットボールの歴史  番外編7

一応この方は、マリノス時代の岡田監督のサッカーと比較して、岡田監督は情報戦をしているだけなのでは? という考察もしていました。盲目的な頭でっかちのアンチではありません。