『へうげもの (10)』(山田芳裕/講談社)

古織がついに半島へ渡海。後半は半島の物語ですが、前半の引きは政宗と蒲生の最後の茶会。今後の展開、特に関ヶ原後というのを考えると、独眼竜ぐらいしか、キャラの立つ戦国大名がいないし、ここでキャラが更に立たせるのは必要性がありそう。
しかし講談や小説のステレオタイプで出てくるキャラと、そうじゃないキャラの違いが面白い。秀次とかは完全に、従来の俗説通りのキャラで登場でした。
11巻からはいよいよ織部は、織部焼きを歴史に残す事業が、本格的に始まる一方で、歴史の方の物語は、豊臣政権の崩壊に進んでいきます。

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