○○至上主義のようなストーリーがないと盛り上げられないというのは、マスコミの無能を現している

生え抜き至上主義と、夢の続き - 〜ものかきの繰り言2010〜

まあ上原は入団の経緯が、忠誠を誓わすのが、そもそも難しい状況でしたからね(笑)。しかし定岡がジャイアンツで引退することに拘って、トレード拒否して引退したり、某投手が移籍した後も「元・巨人」ってサインし続けていたという都市伝説よりは、現在はよほど健全になってきたと思います。
結局、このような記事のような、昭和ノスタルジィ的な野球の味方というのは、もういまの若い野球ファンは持っていなかったり、薄くなっていて、野球に対しても、マスコミが乗っかりやすいストーリーに溺れることなく、スポーツをスポーツとして楽しむ文化は育っているのに、マスコミが追い付いていかないことが、スタジアムに観客は戻っているのに、マスコミ的に野球が盛り下がった状態が続いているのは、この辺のズレが大きいように思えた記事でした。
プロ野球Jリーグも、その他のプロスポーツも、マスコミのストーリー、浪花節に乗っかりやすい、甲子園大会、高校サッカー、駅伝といったものが、持て囃される一方で、ファンがドライに熱狂できるようになったスポーツ文化に、マスコミの語り手が明らかに追っ付いていない。そんな状況を良く現しているように思いました。

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